2005年08月19日

捨てられない元恋人

かしこいビルかしこいビル
まつおか きょうこ よしだ しんいち

ペンギン社 1982-01
おすすめ平均

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4001151308ふわふわくんとアルフレッド
石井 桃子
岩波書店 1977-06

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毎日暑くてたまらんので、怪談系の話でもひとつ。
誰にでも幼い頃大事にしていた人形やぬいぐるみが一つや二つあるはずだが、オトナの皆さん、その人形は今でもあなたの手元にあるだろうか?
「もちろん!今でも毎晩一緒に寝ています♪」というアナタもそれはそれで充分怖いが、大抵の人は「そう言えば、あれ、どうしたっけなぁ…」とおぼろげな記憶に何となく後ろめたい思いが混じったりするのではないだろうか。
 
ある晩、部屋で一人で寛いでいたあなたが、ふと呼ばれたような気がしてふりむくと、遠い実家に置き去りにしたまますっかり忘れていた昔の「おきにいり」がそこにいる…こういう突然の再会を手放しで喜ぶ勇気は、私には無い。
というわけで今回は、持ち主への並みならぬ情念が物言わぬ人形を衝き動かした恐怖の(と、私が勝手に思っている)絵本を2冊、ご紹介しよう。

「かしこいビル」

兵隊人形のビルは、運悪く愛しいメリーの旅行に連れて行ってもらえなかった。置き去りにされて号泣するビル。人形らしい不自然な姿勢のまま床に涙をしたたらせる姿はそれだけでホラーの素質ありだが、それどころかビルは立ち上がって全速力でメリーを追いかける。列車で先を行くメリーを徒歩で追いかけて追いつくのも驚異だが、何が怖いってメリーを追いかけるビルがいかにも静物らしく常に首が微妙に傾いているのが怖い。このせいで「人形が(全速力で)人を追いかける」という、冷静に考えるとかなりホラーな状況に私は気が付いてしまった。
将来メリーが他の人形に浮気をしようと人形遊びを卒業しようと、ビルはきっと何度でも全速力でメリーのもとに帰って来る、きっと来る。
ちなみに実は運良く最初からメリーの旅行に同伴させてもらえたスーザンという人形がいるのだが、こちらは既に片手がもげている(泣)。メリーを追いかけるのがこのスーザンだったらこの絵本のホラー度がさらに増したことは間違いない。


「ふわふわくんとアルフレッド」

赤ちゃんの頃からアルフレッドの唯一無二の親友だったふわふわくん。ところが蜜月を送る二人のもとに、ニューフェイスのしまくんがやってきた日から、ふわふわくんは突如日陰の身へと追いやられる。ある日、アルフレッドの冷たい仕打ちに傷ついたふわふわくんは、ついに抗議行動に出る。なんと、これ見よがしにアルフレッドの目の前で危険な高い木の上に登り、「愛してくれないなら死んでやる」とばかりに脅すのである。コワー。アルフレッドが泣き出してママやパパが登場すると、隙を見てさらに上へと登ってしまい、オトナが行ってしまうとすかさず降りてきて思わせぶりな言動でアルフレッドを惑わすふわふわくんは、カワイイ顔して実は相当な策士なのである。こういうヤツを侮ると後が怖い。


お気に入りの人形やぬいぐるみに執着するコドモの思いは純粋なだけに強く、時に残酷だ。強い絆で結ばれた人形との純愛を描いた「かしこいビル」と、嫉妬や駆け引きを描いた「ふわふわくんとアルフレッド」はいずれもオトナ顔負けの愛し愛される関係の機微がテーマになっている。そういえば、某玩具メーカーが精巧に作られた抱き人形を「愛情のおけいこ」などと銘打って売っているが、なかなかいいところを衝いたコピーだと思う。
しかしながら、子どもの玩具とその持ち主との相思相愛の関係は、ディズニー映画「トイ・ストーリー」シリーズでもメインテーマにもなっていたように、子どもの成長と共にいつしかフェイドアウトしていくのが普通だ。その実、心変わりするのは常に私たちの方で、玩具の方はいつか捨てられる不安に怯えつつも、変わらない愛と忠誠を持ち主である元・子どもに捧げているのかもしれない。

ところで、次から次へと新しい人形を欲しがるお子さんにお困りの方は、全国にある人形供養で有名な神社仏閣や、それ系のお祭に一度お子さんを連れて行ってみるのも手だ。捨てられた元・恋人たちの強烈な悲哀のオーラは鈍感なオトナにも鬼気迫るモノがあり、だだっ子への訓戒効果は抜群のはずだ。
ただし、お子さんが2度と人形遊びができなくなる可能性もあるので、くれぐれもよく検討の上実行されたし。


【えほんうるふお気に入りの関連記事】
・くどー★La★ちぇこさんの絵本日記/くどうちえこさんの気勢をあげるかしこいビルと喜声で迎えるメリーのお話
・ねずたんとねこたん/iyokoさんの絵本としての質の高さを語るレビュー
・ココナツ・カフェ/チョムプーさんの胸キュン絵本としてのかしこいビル
・New 風まかせ日記/まりんさんの物音に敏感になったりする
・関心空間で語られていたかしこいビル(・ゲイツ)
posted by えほんうるふ at 01:05 | Comment(24) | TrackBack(1) | 怖い絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えほんうるふさま
こんばんは!
わーい、私がイチバンノリですね♪
こわーい面白いエントリをありがとうございました。何度でも読み返したくなる面白さ、オソロシサですね、夏の夜にぴったり♪

普通の画家ならうっかり完璧に擬人化するところを、ウィリアム・ニコルソンさんはあくまで冷静に人形の動きを追求し、人形らしさを残した上でメルヘンの世界を作り上げたのでしょうね・・・ここに、いずれ人形遊びから卒業してゆくであろう人間・メリーと人形・ビルとの悲恋の行く末が垣間見えたような気がするのですが、うがちすぎかしら。メリーのお年頃であれば、ビルの示した粘着質のわかりやすい強い愛情がまるごと嬉しいものなのかも。子どもの親への愛情が、まさしくそんな感じというか、赤ちゃん時のすさまじい後追いの一時期を思い出ださせるものがあるような。

で、いつのまにか成長すると、「ふわふわくん」のような少しひねった愛情表現も、やってみたりわかったりするようになって、シシュンキ突入なのかしら(笑)。

あの、話は変わりますが、今日えほんうるふさまのブログをリンクさせていただきました(これでウロウロ探し回らずニッサンできます♪)。もし誤都合よろしくなければご連絡ください。すぐ訂正いたしますので!

それでは、また遊びに参りますね。

Posted by くどうちえこ at 2005年08月19日 22:18
こわ〜い。
私、覚えてるの。オレンジ色の可愛がってたお人形。でも今どこにあるかわからない!!
でもね、でもね、小さい頃の体験だけど、夜中に自分が宙に浮くの。で、人形のある部屋まで宙を泳いで連れていかれると、そこに人形も浮いていて、息はできるけど、海の中でフワフワ泳いでいるような感じ。他の人形も浮いていた。
それ記憶にあるの。夢なのかどうかはわからない。でもあの家には3歳までしか居なかった。3歳までの記憶なのに、色もあの間取りも鮮明に覚えているの。
夜中に宙に浮くっていうのは、数回あって、布団ひっぱって浮かないようにしても、浮いちゃったっていう記憶も。
よく母に「夜、空に飛んでいくから怖い」と訴えてたと、姉から聞きました。
Posted by かるとん at 2005年08月19日 23:48
>くどうちえこさん

こんにちは。お待ちしておりました。さすがちえこさん、鋭い洞察ですね。
たしかに、幼い子どもは「ベタな愛情」に貪欲ですよね。また、それが必要な時期でもあるとか。だからこそ惜しみなく愛を奪える人形との関係が不可欠なのでしょう。

ふわふわくんは、第2次反抗期という感じでしょうか。今回はちょっと強引に「恐怖のぬいぐるみ」になってもらいましたが、ちょこんとイスに座る姿といい、木に登る姿といい、めちゃくちゃカワイイんですよね。木の上にいてもオトナが来るとしっかり「ただの人形のフリ」をする芸達者ぶりが、ツボです。

ところでリンクありがとうございます!私もちえこさんのブログは頻繁にチェックしているので、とっくにリンクしていたつもりだったのですが、確認したらリストに入っていなかったので早速登録させて頂きました。今後ともよろしくお願いします♪
Posted by えほんうるふ at 2005年08月20日 08:56
>かるとんさん

ひぇ〜、それはマジで怖いです。幽体離脱ってヤツでしょうか。人形も一緒に、ってのが珍しいですね。よほど一心同体に近い関係だったのでしょうか。
ところで私も幼い頃よく夜中に金縛りに遭うヒトでした。あれって予感があるんですよね、ふと目が覚めて「あ、ヤバイ、きたきたきたーっ!!」って(笑)。で、怖くて目が開けられないの。だって絶対そばに何かいるんだもん(汗)
Posted by えほんうるふ at 2005年08月20日 09:07
えほんうるふさま

はじめまして!このたびは、ワタシのブログ「ココナツカフェ」にコメントくださって、ありがとうございます〜〜。さっそく読ませていただきました!もう笑った笑った・・・私も実は、小さいときから、人形がだめなんですよ、こわくて。もらっても泣き喚いてこわがったそうです・・・(苦笑)。
でも私は、ちょっとエリートっぽいビルがかたむいているアンバランスさが好きなんです♪
タレントさんの好みもそんな感じです♪
これから愛読させていただきますね、よろしくお願いします。
Posted by チョムプー at 2005年08月20日 14:50
この記事を読んでどきどきしました。なんといっても元恋人(?)のぬいぐるみがいまだ押入れにしまってあるもので……人形供養に出そうか真剣に悩んだこともありますが、ネットの写真を見ていたらなんだか出すのちょっとという気持ちになるおびただしい人形に圧倒されました。
それにしてもご紹介の絵本、凄味がありそうですね。ぜひ探してきて読みたいと思っています。そして元恋人ともお別れをしたいという気になりました。ゴミとして処分、人形寺以外の方法を考えています。
Posted by kmy at 2005年08月20日 17:53
えほんうるふ様こんにちは〜。
この絵本、かなり怖いですね…。人形モノに弱いんですよ、ホント。『くまのコールテンくん』もよくよく考えると怖いけど、こういう主人への執念を見せる人形の話って、人間から見ると『怖い』ですよね。「人形は動かず心も持たない『モノ』であって欲しい…でないと困る」と、人形への負い目をみんな持ってるんでしょうか。
私も昔リカちゃんやらジェニーちゃんやらをいっぺんに捨てた(しかもゴミ箱行き)んですが、後でかなりうなされました。ゴミ箱からこっちを見つめるヤツらの、目の鋭いことといったら!後、神社を歩いてて、ふと木の根本に目をやるとクターっとした目のもげた人形が座っていて、その邪悪な雰囲気にゾゾーっとして逃げ出したのを覚えてます。「こんなとこに置いてくな〜!!」と半泣きでダッシュでした(笑)
Posted by まりん at 2005年08月20日 23:36
こんばんは!
記事読んで一番に「トイストーリー」思い出しましたが
すぐ後に「チャイルドプレイ」のチャッキーを思い出してしまったのは私だけ?
不要になったおもちゃはフリマやオークションで
また別の人のお気に入りになってもらっているので
我が家の子供たちは大人になっても「後ろめたさ」薄いかな?
ふと今、手放したおもちゃ達が「よくも売ったな〜」なんて恨んでる姿、想像してしまった!恐ッ!!
Posted by lovebooklove at 2005年08月21日 00:16
>チョムプーさん

オトナノトモへようこそ!お待ちしておりました。
笑って頂けて幸いです。私がこんなレビューを書いたせいで、名作「かしこいビル」を楳図かずおばりの恐怖劇画だと勘違いする人がいそうなので、未読の方にはぜひチョムプーさんの愛のあふれるレビューをぜひ読んで頂きたいものです。
たしかにビルの「傾き」には味がありますね。メリーに対する礼儀正しさは女王を敬愛する近衛兵を思わせて、イギリスの文化を感じさせます。
チョムプーさんの好きなタレントって誰だろう?と想像するのも楽しいです。
それではまたどうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
Posted by えほんうるふ at 2005年08月21日 11:12
>kmyさん

こんにちは。なんと、いまだ元恋人との関係を清算できずにいらっしゃるのですね(笑)それならいっそのこと棺桶まで添い遂げるというのはいかがでしょうか。人形冥利に尽きますね〜(冷や汗)。「かしこいビル」は普通に読んでも父娘の愛を感じられる名作です。変な先入観を持たせてしまってスミマセン!
Posted by えほんうるふ at 2005年08月21日 11:19
>まりんさん

さすがまりんさん、リカちゃんやジェニーちゃんをゴミ箱行きにするとは勇者ですな。その後彼らから電話がかかってきたりしませんでしたか? おお、そういえば私も捨てたぞ、割と最近。オークションで子どもの玩具を落札したら、「おまけです」なんてメモと一緒に髪の毛のフリ乱れたバービー人形が・・そりゃ反則だろー!!(泣)我が子がこれで遊ぶかと思うとゾッとして、そのまま丁寧に包んで手を合わせつつ、ゴミ箱へ。うー、思い出しちまったー!!
Posted by えほんうるふ at 2005年08月21日 12:37
>lovebookloveさん

はい、怖い人形と言えば私ももちろん「チャイルドプレイ」を思い浮かべましたとも!と言っても普通に読めば「かしこいビル」は幼い娘を愛する父親のやさしい想いが詰まった子どもと人形との純愛物語ですから、チャッキーのような邪悪さはかけらも感じられませんのでご安心を(笑)
私もよくオークションで子どもの玩具を売買しますが、人形系は何となく気が引けて手を出したことがないのです。期せずして受け取ってしまったことはありますが・・(まりんさんへのレスを参照)
Posted by えほんうるふ at 2005年08月21日 12:55
えほんうるふさん、こんにちは!

・・・涼しいおくりもの、ありがとうございます(^^A;)。“ホラー”と“人形”ときくだけで、凍りついてしまいそうな魔女さんです。つい最近、暑さに悩む同僚が、怪談話を披露してくれたばかりなので、よけい・・・。
人形やぬいぐるみがなぜこわいか(怪談になる可能性を秘めているか)っていえば、持ち主の思いにより“心がやどる”(と思われる)からですよね。そして、心がやどっても、持ち主の心は一箇所にとどまることなく、成長していくから・・・。
Posted by 本棚の魔女 at 2005年08月21日 14:11
オークションのおまけ!大笑いしてしまった。
髪振り乱れたバービー・・・それはひいてしまうね〜。
私もあまりに高額で落札された時など、気がひけて
オマケ付けたことあるけど、新品の落札者が集めてる物にしてるけど・・・
その出品者も捨てるに捨てられなかったんでしょうね〜。
そういえばこの前「オマケとかいってゴミを一緒に送るな!処分する金払え!」なんて
最悪の評価されてた出品者が居たな〜
出品者のコメント見たら同種の本だから喜ばれると思って送ったとか・・・
オークションは気をつけないといけませんにゃ〜
小さな親切が大きなお世話にならないように・・・

Posted by lovebooklove at 2005年08月21日 22:08
>本棚の魔女さん

人形にまつわる怪談はたくさんありますものね。でも絵本の世界では人形がしゃべったり歩いたり、ほとんど人間と変わらずに生活していて、それを読むコドモ達も全く当たり前にそれを受け入れているので「怖い」という感情は普通出てこないんですよね。怪談として愉しむのはオトナ読みならでは、なのです。
Posted by えほんうるふ at 2005年08月22日 01:05
>lovebookloveさん、ふたたび

ほんと「恐怖のおまけ」ですよ〜、尾ヒレをつけたらそのまんま都市伝説になりそうでしょ(笑)。実は私オークション歴はそこそこ長くて、今までに色々と珍取引に遭遇しました。逆にすごい豪華オマケを頂いたこともありますよ〜。ちなみに現時点での評価は800弱になるのですが、一応全て「良い」以上で頂いています♪
Posted by えほんうるふ at 2005年08月22日 01:21
またまたしつこい?

800!すごい!私は300ちょっとです。
私も今のところ悪い評価は無いのですが・・
他の人の「評価壮絶暴言バトル」見るといつかはこんな人とも当たるのかな〜?なんて

もしかして過去にえほんうるふさんとお取引してたりして・・・

バービーは私じゃないですよ(^∀^;)

Posted by lovebooklove at 2005年08月22日 10:45
不毛なバトルも他人様の娯楽になっていると思えばオクの風物詩ということで…(笑)。とはいえ、いつかもらい事故に遭うことを考えると油断はできませんね。lovebookloveさんもお気をつけて!
Posted by えほんうるふ at 2005年08月23日 01:48
絵本ブログのようで、それ以外の人たちも魅了してうまくネットワークを広げていく、このブログの文章としての質の高さとえほんうるふさんのしたたかさ(いい意味でね)に感服します。たいしたもんだ。

Posted by 絵本おじさん at 2005年08月23日 11:49
>絵本おじさん

そんなに褒めても何にも出ませんよ〜(笑)
ネットワークを広げようなんて気はさらさら無くて、むしろ身の程知らずに客を選ぶゴーマンなラーメン屋のオヤジに徹しているから楽しいのです。しがらみのないネット上だからこそできることですが…。
客の好みにゃ迎合しないが、来る者拒まず去る者追わず、常連さんは大切に。これがうちのモットーです。
Posted by えほんうるふ at 2005年08月24日 02:40
こんばんは。コメントいただき、HNに惹かれてこちらにお邪魔してみたら、トップがこんなに怖い記事だなんて〜(半泣き)。子供の頃、人形の首とか手足とかもげても平気で、そのまま乱暴に扱っていたなぁ。元恋人(ムックと名づけて可愛がっていました)も最後は首もげちゃって捨てたんだっけ・・・ あわわわ。余計なこと思い出しちゃった。夜中なのにぃぃぃ〜怖くて後ろが振り向けません!
えほんうるふさん、責任とって〜。
Posted by melocoton at 2005年09月02日 03:06
>melocotonさん

オトナノトモへようこそ!
だから最初に「怪談系の話」だと書いてあるじゃないですかぁっ。なのに敢えて丑三つ時にこの記事を読むとは勇気がありますね(笑)

そうそう、いつも持ち歩くものだから首がもげたり手足が抜けたりして、それをまた子どもが無理に直して余計にコワイ人形になったりしてましたねー。

それにしてもムックという名前は癒し系を連想させますね。まさかリカちゃんやバービーじゃないですよね(笑)
Posted by えほんうるふ at 2005年09月02日 05:57
図書館へ行く前にメモを取って、オトナノトモで紹介されていた絵本を借りにいきましたが、またもやメモを忘れ、辛うじて覚えていた「かしこいビル」を借りました。またまた書庫に入っていました。こうして取り上げてないと、絶対に読む機会のない絵本でした。

画像がなかったので、ものすごーいホラーな絵本を勝手に想像していたのですが、借りてきてみると意外にクラシカルな雰囲気で、手書き文字やたどたどしい手紙なんかもいいですね。ビルの号泣した涙の水溜りのページが好きです。かつてわたしも旅行にどの人形を持っていくか悩みに悩んだことを思い出しました。わたし自身は執着があって忘れたりしなかったのですが、姉の子は実家に来るたびにバック一杯人形・小物を詰めてやってきて、必ずひとつ忘れていくことを思い出してしまいました。ほんと、ビルみたいに泣いてたかも。

もう一冊はメモを忘れて借りそびれました。えほんうるふさんさんは様々なジャンルの絵本に詳しくて、羨ましい限りです。いつも参考に絵本選んでいます。(長文、失礼しました。ビルは本当に面白い絵本でした)
Posted by kmy at 2005年09月29日 20:08
>kmyさん

私もよく、他人様のブログで気になった絵本はメモをとって図書館に探しに行きます。お近くの館では、「かしこいビル」は閉架書庫に入っていたのですね。たしかに相当古い絵本ですから無理もないですね。図書館はこういう時本当にありがたい!!

ブログを始めてよく分かりましたが、世の中には私よりよほど絵本に詳しい方がたくさんいます。性別も年代も住む地域も違う色んな方のお薦め絵本を自宅にいながらにして知ることができるなんて、便利な時代ですね。
Posted by えほんうるふ at 2005年09月30日 20:31
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物音に敏感になったりする。
Excerpt:  昨日『流行り神』が気になるって記事を書いてから、都市伝説とやらに興味が出て(世間ではもう流行ってたらしい)色んなサイトを周って見てました。ココのサイトが一番分かりやすかったかな…。  黄色い救急車..
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