【今読んでいる本】
活字中毒なので、どこへ行くにも本は欠かせない。結果的に常時3〜4冊を平行して読むことが多い。




どんどん変に…―エドワード・ゴーリーインタビュー集成 カレン ウィルキン
コモドドラゴンと暮らす本―シロナガスクジラからパンダまで驚天動地の巨大動物飼育読本 空想飼育研究会
イギリスではなぜ散歩が楽しいのか? 渡辺 幸一
輝ける日々 ダニエル スティール
【最後に買った本】
収納スペースが蔵書で飽和状態なので、できるだけ図書館へ・・


へんないきもの 早川 いくを
寿限無 斎藤 孝 工藤ノリコ
【よく読む作家、または思い入れのある作家】
5人までなんて、無理!!とりあえず悩みに悩んで2つにカテゴライズ
●フィクション系
ロアルド・ダール | 子供の頃、一番好きだった本は「チョコレート工場の秘密」だった。オトナになってから「ヘンリー・シュガーのわくわくする話」で惚れ直した。 |
リチャード・バック | 彼の著書は間違いなく自分の生き方に影響を与えていると思う。ことある毎に読み返し、特に見込んだ人にはプレゼントしたくなってしまう。 |
夏目漱石 | 今時「尊敬する人は?」と聞かれて明治の文豪を答える人も少ないだろうが、文芸作品だけでなく評論家としても優れた文章を著した彼を外すわけにはいかない。 |
糸井重里 | 私にとってイトイさんは、メディア界のセレブだとかほぼ日のダーリンだとかいう以前に、眠らないペンギニストなのだ。思えばあの頃の氏は今の私が目指しているところにかなり近かった。 |
山田詠美 | 中高生時代、恋愛至上主義のマセガキだった私にとって彼女の作品の全てが教科書だった。影響されてかなりアイタタな恋もしたが、過ぎてしまえばみなpreciousな思い出。 |
●ノンフィクション系
千葉敦子 | 何も考えずにボーッと過ごすことが苦手なのは、この人に影響されたのかも。「よく死ぬことは、よく生きること」けだし名言である。 |
畑正憲 | 誰もが認める愛すべき「上等な変な人」に違いない。「どんべえ物語」には号泣した。テレビの動物王国は子どもの頃よく見ていた。 |
松居直 | 絵本という私のライフワークを支えてくれる大切な存在。誰よりも絵本を真剣に捉えているからこその、しっかりと筋が通っている凛とした語り口が好き。 |
トマス・ゴードン | 私の子育てを100倍楽しくしてくれたうえ、人生をややこしくする人間関係の諸問題をスッキリサッパリ整理する知恵も授けてくれた偉大なお方。 |
石川三千花 | テレビ批評ならナンシー関、映画ならこの人と思っていた。同じ毒舌映画評でもピーコ氏より素直に共感できる。キャストのファッションチェックが厳しいのも面白い。 |
【よく読む、または思い入れのある本】
5冊までなんて、もちろん無理!!さらに悩んで3つにカテゴライズ。
●児童書系 絵本はこのブログで紹介していくので・・。
![]() | 霧のむこうのふしぎな町 柏葉 幸子 講談社 1995-06 小学校時代から愛読。登場人物のキャラクターがそれぞれに際だっていて、奇異に見える町の住人達が実はすごく人間的な感情を持っていることをうかがわせるところが好き。 |
![]() | だれも知らない小さな国 佐藤 さとる 講談社 1996-11 この絵本に夢中になった頃、学校からの帰り道でつい道ばたの雑草の根本に目をこらして何かを探していたのを覚えている。 |
![]() | いやいやえん―童話 中川 李枝子 福音館書店 1962-01 児童書の中の「ぐりとぐら」的存在。コドモという生き物を本当に良く知っている人じゃないと、この物語は語れない。中川さんの保育を私も受けてみたかった。 |
![]() | 人形の家 ルーマー ゴッデン Rumer Godden 瀬田 貞二 岩波書店 2000-10 女同士のシビアな戦いというものにうすうす気づき始める中学生ぐらいの頃に読んで、ずきーんときた。 |
![]() | 窓ぎわのトットちゃん 黒柳 徹子 講談社 1984-01 幼少時に己のエキセントリックさを全面的に受け入れてもらえた著者はものすごく幸運だったのだと思う。今読み返すと我が子のコドモらしさに振り回されている日常が愛おしく思えてくる。 |
●フィクション系 なぜか海外作家ばかりになってしまった。
![]() | イリュージョン リチャード・バック 村上 龍 集英社 1981-03 この1冊との出会いがなかったら、思春期以降の私の人生はもっと重苦しく視野の狭いものになっていたかもしれない。今も、これからも、生き方に悩んだ時に読み返して損はないと思える貴重な本。 |
![]() | 長距離走者の孤独 アラン・シリトー 新潮社 1973-08 1冊目とある意味かぶる内容なのだが、異端を自覚する全ての人に捧げたい1冊。清々しい気持ちになれる。高校時代、くそ真面目な優等生の同級生にプレゼントしたことがある。 |
![]() | モンテ・クリスト伯〈1〉〜〈7〉 アレクサンドル デュマ Alexandre Dumas 山内 義雄 岩波書店 1956-01 どうせ途中で挫折するだろうと思っていたのに、結局連日のようにほぼ徹夜をして数日で読破してしまった小説。かくして活字中毒は重症化の一途を辿る。 |
![]() | 小さな場所で大騒ぎ フィリップ K.ディック 飯田 隆昭 晶文社 1986-12 SF小説にはまっていた私が偶然いつもの単行本コーナーでない場所でディックの名前を見つけ、興味を引かれて読んでみたら意外なほど面白かった。ミッドセンチュリーの米国社会をリアルに想像させた。 |
![]() | Of Mice and Men (Penguin Great Books of the 20th Century) John Steinbeck Penguin USA (P) 1993-09-01 高校時代に生まれて初めて読破した洋書ペーパーバックがこれ。とても読みやすい簡潔な文体ながら、人間味あふれるストーリーにぐいぐい引き込まれ、洋書で号泣できた自分に驚いた。 |
●実用書系 いつもお世話になってます。
![]() | 定本育児の百科 松田 道雄 岩波書店 1999-03 上の子が生まれる前に唯一購入した育児書だった。新米の母親を脅さない鷹揚さが実用書としても秀逸だが、読み物としても面白い!働く母親には特にオススメ。 |
![]() | 子どもへのまなざし 佐々木 正美 福音館書店 1998-07 親が子どもにしてやれることは、本人の自己肯定感をフォローしてやることに尽きる。「子の将来を思って何かをさせるより、今この瞬間を楽しく過ごさせてやることが大事」これぞ育児の金言。 |
![]() | ベスト・パートナーになるために― 男は火星から、女は金星からやってきた ジョン グレイ John Gray 大島 渚 三笠書房 2001-05 目から鱗が落ちまくり。この本を読んだことで夫婦間のコミュニケーションは飛躍的に向上したように思う。平たく言えば相手の無理解を責めるケンカが減った。ありがたや。 |
【バトンを渡す相手】
思いがけず自分のこれまでの読書生活を振り返る良い機会となったが、実際やってみて、とても面白い作業ながら選定はあまりにも悩ましく大変だったので、気軽に他人にバトンを回すのは気が引ける。というわけで勝手にアンカーになるが、書いてみたい人にはいくらでもお渡しするのでコメントにて知らせて欲しい。
(2009.7.18 一部改訂)
【とめどなく編みたるマフラーの類の過去ログ】
シリトーの「長距離走者の孤独」の中にある短編はどれもすごく好きです。あとで本棚探して読み返したくなりました。「屑屋の娘」も読もうっと。
リチャード・バックの話は心の中にいつまでも映像として残る名作ですね。そうか、今読めば、かなりいろいろなことが新たに発見できそうですね。飛行中年になりそうです。ついでに「ジョナサン」も読もうっと。
ありがとうございました。
それに、えほんうるふさんのBook Baton も、熱いです。バトンを受け取っていただいてありがとうございます。
バックは中学生でリーダーズダイジェストを読んだのですが、大人の世界に一歩入り込んだような気がしたのを覚えています。
あと、夏目漱石以外は全部大人になってから触れたので、特にこれらの児童書に子どものころに触れたえほんうるふさんがうらやましいです。
「ベストパートナーになるために」夫婦げんかを防ぐために、是非探して読んでみます。
中高生の頃に読んで「長距離走者の孤独」の主人公がとてもかっこよく思えて、憧れてしまった私は、こうしてすっかりアマノジャクな人間に育ちました(笑)。でも、どうしたらありのままの自分を理解してもらえるかと悩むことの多かった当時の私にとって、他人の理解や期待なんて全く意に関せずやりたいようにやれる人間の強さを知り得たことは大きかったと思います。
書いているウチにどんどん熱くなってしまって、こんなことに(笑)。こんな重いバトンは誰も受けとりたかないだろうと思い、勝手にアンカーになりました。
「ベストパートナーになるために」おすすめですよ。国民性の違いには違和感を覚えると思いますが、男女の思考回路の違いがよく分かります。
丁度「チョコレート工場の秘密」を図書館で借りてきたところです♪
「霧のむこうのふしぎな町」も大好きです。
ピコットばあさんの「なんていったんだい?」が忘れられない!
えほんうるふさんの選書を見ていてまた読みたい本が増えてしまいました☆
こんにちは。ぱいぽさんからのbaton仲間になりましたね。絵本好きのbook batonはとても面白くて、あちこち見て回っています。いつの間にかブログ界に絵本つながりで知り合いが増えたことに気づく今日この頃…。
ピコットばあさんは映画「千と千尋の神隠し」の湯婆婆そのものですね。この映画も私のお気に入りなのですが、後になって、宮崎監督がこの本にインスパイアされて制作したものだということを知り、個人的に膝ポンどころの騒ぎじゃなかったです。
のんです。こんにちは〜
今読んでる本コモドドラゴン 気になります。
へんないきものは本当に変ですね・・・。
わたしも全部よみました。気持ちわるくなりました
思い入れのある本の中に私も同じく思いいれのある
霧のむこうの不思議な町
(ちぃさいときは略して霧むこといってた)
大好きです。ちぃさいときにはまって
柏葉幸子さん作の作品ならなんでも読んでいた時期がありました!!やっぱりこの本はおもしろい!!
そして私のちぃさいときの夢は魔女になる事だったので大好きでした。
話は変わって「魔女図鑑」という大きな絵本があるのですがそれがバイブルでした。
やっぱりなれなくても魔女は大好きです。なりたいです。
ながながとごめんなさい・・・。
どんなに古い記事でも気にせずコメントしてね。大歓迎よ♪
「魔女図鑑」読んだことあるー!!でかくて重くて絵が綺麗なんだよね。確かに魔女を目指すなら外せないゴージャスな本ですな。
魔女といえば私の子ども時代は「魔女っ子メグ」「魔法使いサリー」という2大カリスマ魔女娘がおりました。私はもちろんメグ派!シャランラ!!なんて言ってものんちゃんには古すぎて分からないかな・・。
<本棚からしあわせを運ぶ>本棚の魔女さんです。(^^)
のんちゃんさんと同じく魔女にあこがれ、ずーずーしく魔女になることを決意したわたくし。(笑)
えほんうるふさんと出会えてうれしいです。
Batonつながり(?)で、ちゃっかりTBもさせていただきました。(^^ヾ)
千葉敦子さんや、『人形の家』なんかが入ってるとこが、シブくていいなあ。またおはなしさせてくださいね♪
こんにちは。さっそく魔女さんのbook batonを拝見しました。私が今まで目にしたbook baton のどれよりも読み応えのある内容でした。
本の選択、大変だったでしょう!私もかなり悩みましたもの・・。魔女さんのバトンを読んで、河合隼雄さんを自分の「お気に入り作家」にいれそびれたことに気が付きました。また悩みなおして編集するかも知れません。
魔女さんからbatonが渡った先のブログがまたどれも面白そうで、ブログ巡りの楽しみが広がりました。ありがとうございます!