2005年07月17日

絵本おじさんとオトナの遠足

私がこのブログを初めてまだ数ヶ月しかたっていないのだが、我ながらあまりフレンドリーとは思えないここの文章を何故か気に入ってくれ、マメに立ち寄ってくださる奇特な人が何人かいる。その中でもまさに類が友を呼んだというか、個性の際だつ素敵なオトナ友達として私が密かに慕っていた人が、「絵本おじさんの東京絵本化 計画」の絵本おじさんその人だ。
 
彼のサイトを知っている人なら彼の企画力・行動力の素晴らしさもご存じだと思うが、私が特に「いいな〜」と思っていたのは、なんと言ってもその絵本に懸ける無意味な情熱=男のロマンを赤裸々に表現しているところである。こんな粋なお父さんがいる家庭は楽しいだろうなぁと思うのだ。
ちなみに、群れを仕切ったり表だって行動するのは苦手なはぐれ狼の私だが、人付き合いが苦手なわけではない。直感で気に入った人には躊躇なく接近し、初めから本音丸出しでぶつかってみたりする。そんなわけで絵本おじさんのサイトで「東京絵本散歩の旅」の企画が立ち上がったのを知ったとき、一も二もなく「お手伝いします!」とメールしたのだった。

オトナなりに絵本で大真面目に遊ぼうという彼のコンセプトに大いに共感し、お互い東京在住だったことも幸いして話はとんとん拍子にまとまり、あっという間に撮影当日となった。その日は梅雨の曇天ながらオトナの下町散歩企画としては上等な風情で、当初の打ち合わせ通り順調に撮影は進んだ。途中あれこれと思いつきで構図を変えてみたり、キャプションを考えたり・・・気が付けば初対面の遠慮もぶっ飛び、遊びというよりかなり真剣に頭(と体力)を使った数時間となった。
かくして平日の昼間っから浴衣姿に例の帽子の絵本おじさんと妙に重そうなディパックを背負ったジーンズ姿の私という見るからにアヤシイ二人組は、当然ながら行く先々で警備員やら受付係の人々の訝しげな視線がビシバシと全身に突き刺さるのを感じつつ、おおいに楽しんで第一回東京絵本散歩の旅・上野編を終えたのである。
この楽しい取材を美しくまとめた絵本おじさんのエントリーは、こちら。 続編企画の参考になるよう、読んだ人はぜひ感想コメントを書き込んであげてほしい。

絵本おじさん、楽しかったね!こういうの、是非またやりましょう。
 
posted by えほんうるふ at 09:46 | Comment(18) | TrackBack(0) | 日々のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジャズのセッションのように進行コードだけ決めて、後はアドリブで即興を楽しむような作業
「♪あの日あの時あの場所で・・・」しか浮かばないアイデアと勢いでたたみかけた2時間でしたね。
この写真を生かすにはどうブログに落とし込めばいいのか。素材を前に悩むシェフの気分。昨日は発狂寸前でした。まじプレッシャーに押しつぶされそうでした。

無意味な情熱・・・そうなのかもしれません、でも面白くないことを言い訳しながら生きていく姿を子供の前で見せるオトナにはなりたかないのです「人はただ信念にのみ生きて 倒れるものは 倒れる」そんな潔い人生、一緒に生きませんか
Posted by 絵本おじさん at 2005年07月17日 11:29
はじめまして、こんにちは。
「東京絵本散歩の旅」お疲れ様でした。(続編も期待していいですか)とってもおもしろかったです!
正直言って、東京から遠い私にはうらやましい。で、絵本おじさんとこより先にこちらへコメントしちゃいます。
『あかいはなとしろいはな』が出てましたね。長新太さんの記事で、えほんうるふさんが紹介されてたのでさっそく借りてきました。
今までこっそり覗かせていただいてたんですが、世間を見る目の狭い自分に気付かせていただいてます。
えほんうるふさんと絵本おじさんの行動力とパワーもうらやましいですが、今後も応援させていただけたら自分も参加している気になれます。また、やってください!楽しみにしてます。
Posted by このはな at 2005年07月17日 17:15
こんにちは。えほんうるふさん。
とても面白い旅だったようでうらやましいです!

みんなの視線・・・想像できますね(笑)
いや、でもこういった刺激も楽しくていいでしょうね。
人の目は気にしない、気にしない。

「あかいはなとしろいはな」の画像がいいですね。
本はまだ読んだことがないので読んでみたいと思います。
Posted by at 2005年07月17日 21:48
こんばんは。
笑っちゃったり、関心していたり、多分、「第一回東京絵本散歩の旅・上野編」を読んでいるときの私の顔は、忙しかったと思います。

夏休み、東京に行ってみたい!と、叫んでいる息子を伴って、お二人の足跡をたどってみようかしら!

第二弾、お待ちしています!

Posted by プチトラン at 2005年07月17日 23:52
>絵本おじさん

行き当たりばったりの遠足というのがまたオトナっぽくていいじゃないすか。偶然を楽しむ余裕というか、そう、まさにジャズのジャムセッションのように。パイオニアなんですからプレッシャーなんて感じる必要ないですよ。気楽に我が道を突き進んでください。
無意味な情熱という言葉が失礼でしたらすみませんでした。私としては最大級の褒め言葉なんですけどね。「勝ち組」目指して邁進するよりも、こういうココロの贅沢を実践できる人の方が人として魅力的だと思うんです。
「ただ信念のみに生きて・・」いいですね、カッコイイですね。「死して屍拾う者無し!」みたいな潔さがありますね。さすがだ。
Posted by えほんうるふ at 2005年07月18日 21:25
>このはなさん

「あかいはなとしろいはな」いかがでしたか? 深読みのしがいのある絵本だと思いませんか?コドモにはもったいない絵本だと勝手に私は思っています。

世間を見る目の狭さなら私の方こそ自信があります!好奇心旺盛とはいえ基本的に好きなものしか目に入らない人なので(笑)興味ないものはぶった切って生きてきました。短い人生、時には諦めも肝心です。ハハハ。

このはなさんのように陰ながら応援してくださる方からの何気ないメッセージが無性に嬉しい私です。またどうぞお気軽にお立ち寄りください。
Posted by えほんうるふ at 2005年07月18日 21:47
>空さん

そうそう、大のオトナが街で遊ぼうって時に人の目気にしてちゃイケマセン。ハジけてなんぼ、ですよ(笑)。こういうのはね、別に悪いことをしてるわけじゃないんで、堂々とやれば案外大丈夫なんですよ。警備員に睨まれても、「ご苦労様です」なんつって、ニッコリ挨拶しちゃうのです。まあ私の場合はコドモと一緒で真剣に遊んでいると周りが見えなくなっちゃうのでもうちょっと気にした方が良いぐらいかも知れません。
 
Posted by えほんうるふ at 2005年07月18日 22:10
>プチトランさん

絵本おじさんの記事、面白かったでしょう? 現場のバタバタぶりを感じさせない美しいまとめ方に私も感心しました。

第2弾、他の方のコメントにもありましたが、本当に楽しかったのでのぞむところなんですが、私としてはどなたか他の方と絵本おじさんとのコラボレーションにも興味があるのです。きっとまた違った感じになって面白いと思うんですよね。
子連れもアリとのことなので、プチトランさん、夏休み中にいかがですか?
Posted by えほんうるふ at 2005年07月18日 22:22
えほんうるふさんこんにちは
「群れを仕切ったり表だって行動するのは苦手なはぐれ狼」
そうですか?
えほんうるふさんはとっても行動的で
リーダーシップのとれるお方だとイメージしておりました。
それに加え一人でも自由に行動出来る方だな〜と

絵本おじさんのところにも行ってみました。
面白い企画ですね〜
カメラのこちら側のえほんうるふさんの事も色々
想像しながら読ませていただき楽しかったです^^
Posted by lovebooklove at 2005年07月19日 14:55
楽しそうな旅でしたね。うるふちゃんが撮った画像もキマってて、いつも子供と一緒に行く上野と違った、オトナの情緒が感じられて素敵でした。奇異なモノ(?)を見る視線を、ビシバシはね返して闊歩されたのでしょうね。
それでこそうるふちゃん!!…で、次回のうるふちゃんのコスプレはどんなの?
Posted by かめちゃん at 2005年07月19日 15:15
続投失礼。
今日、紹介してくれたこの絵本を借りようと最寄の図書館へ行ってみました。絵がセンダック…としか覚えていなくて断念。探す能力が私にはありませんでした。しくしく…。
またトライします!!
Posted by かめちゃん at 2005年07月19日 22:14
再続投、陳謝します。<m(__)m>
投稿場所、間違えました。
↑キザなウサギの絵本へのコメントです。
Posted by かめちゃん at 2005年07月19日 22:17
はじめまして。
絵本おじさんのブログから来ました。上野絵本ツアー楽しませていただきました♪

絵本うるふさんのブログ、マイナーな絵本も含んだセレクションが楽しいですね。リンクさせていただいても宜しいでしょうか。
Posted by 琴音 at 2005年07月20日 00:07
>lovebookloveさん

こんにちは。はい、私、自分で言うのも何ですが偏屈な人間ですよ。自分の興味あるもの無いものに対しての態度が極端に違うのです。だから、リーダーシップだなんて、とてもとても。
絵本おじさんの企画は黒子に徹して楽しんできました。被写体になるより演出を考える方が私には向いているようです・・
Posted by えほんうるふ at 2005年07月20日 02:37
>かめちゃん

そうそう、私もいつも子連れで出かけるエリアなので、上野をオトナの目で見るのは新鮮でした。根津・谷中・本郷などの東京の下町界隈はホンモノの江戸情緒が残っている貴重なエリアだと思うのだけれど、改めてこうして眺めてみるとかつての賑わいや文化が色褪せていく様子が垣間見えてしまい、景色も人も今見ておかないと全てが過去のものになってしまうような危惧を感じました。

別の本へのコメントをこちらにつけてしまった件は、よくあることなので気にしないでね。ただ、私が利用しているブログの仕様では一旦付いてしまったコメントを移動させる操作はできないので、もし気になるようなら正しい方へ改めてコメントしてもらって、その中で間違った方の削除依頼を書き添えてもらえればミスった方の削除はいくらでもします。(ただ単に2重に投稿しちゃった、なんて時は勝手に一つ削除しちゃうので放っておいていいよ。)
ま、細かいことは気にせずにじゃんじゃん書き込んでね。
あの絵本は本当になかなか味があるので良かったら後日感想をコメントしてもらえると嬉しいな。
Posted by えほんうるふ at 2005年07月20日 03:19
>琴音さん

こんにちは。オトナノトモへようこそ!
ええ、うちはマイナー路線をひた走る所存でおります(笑)。このブログ自体、絵本ブログと書評ブログの海にあって「知る人ぞ知る」ニッチな存在であり続けたいなんて思っています。
リンクはどうぞご自由に。過去記事へのコメント・トラックバックも大歓迎です!
Posted by えほんうるふ at 2005年07月20日 03:27
ひさかたぶりでございます。
夏祭りやら娘の部活の大会やらで忙しくしてました。とてもBLOGどころではなかった。
はぁ。(--;
「オトナの遠足」・・なかなかオモシロカッタですよ。絵本おじさんの願いが叶ってヨカッタ。
はは。絵本うるふさんが一番の適任だと思ってましたからね。(^^*
絵本おじさんには、いま「東京絵本化計画」に加えて「ニッポン絵本化計画」にしようよ、と言ってるところなんです。
BLOGとBLOGとが、あちこちでながってみると、きっとまた新しいオトナのコミュニケーションが生まれるかもしれませんしね。
いつのまにか、まりんがここに遊びにきてるのもスゴイと思うし。やっぱり類は友を呼ぶ?なのか。
(^^*
--(や)--
Posted by 山猫編集長 at 2005年07月20日 11:25
>山猫編集長

お元気そうで何よりです。私も親子共々夏休みモードへ乗り換えるこの時期はボーッとするヒマもなく気が付くとあら週末、てな状態です。
絵本おじさんの企画、楽しんで頂けたようで光栄に思います。といってもアレはあくまでも絵本おじさんの企画で私はお手伝いしただけなので、この記事にこんなにコメントがつくとは思いませんでした(^^;)
まりんさんも、時々お見えですよ。私も彼女のブログを楽しみにしていまして、山猫さんつながりの出会いに感謝です。
Posted by えほんうるふ at 2005年07月22日 16:47
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