2018年10月04日

当会の趣旨と、主宰からのお願い。

大人絵本会に関心を持ってくださり、ありがとうございます。
当会は、私えほんうるふが思いつきで始めた絵本をテーマにしたtwitter上の座談会です。
2010年3月に開催した第1回より今まで、完全に私一人で運営している独りよがりな集いです。
よくもまあこんな酔狂を長らく続けてきたものです。自分でも驚きます。
2018年10月現在私の知る限り、日本全国に絵本愛好家の集いは数あれど、うちと同じ趣旨・形式で活動しているところは無いようなので、唯一無二の変な会の創始者として、ちょっとぐらい偉そうなことを言っても許されるかと思います。
少々長くなりますが、よろしければご一読ください。

当会の開催は基本的に月1回で、だいたい第3〜4週の木曜日辺りになることが多いです。
開催日が確定次第、ツイッターと私のブログ上で、お題絵本と共に告知を致します。
参加方法は簡単です。開催時間中に #大人絵本会 のタグをつけてツイートするだけ。
入会資格も挨拶も不要で、来る者拒まず去る者追わずです。
マメじゃないので決して面倒見はよくありませんが、お問い合わせにはいくらでもお答えします。
なにしろ主宰が開催時間中に寝落ちするぐらいテキトーな会なので、肩肘張って気合入れて参加するほどのことはありません。気が向いた時にフラッと立ち寄って呟き逃げするぐらいが丁度いいかと思います。

なお、お題絵本は基本的に主宰個人の独断と偏見とご縁に基づいて選定されます。
誰もが認めるロングセラー、名作と呼ばれる絵本をお題に選ぶこともあれば、あまり知られていないマイナーな絵本、絶版絵本、新しい作家さんの出たばかりの絵本を選ぶこともあります。唯一の共通点は、そのどれもが私のお気に入りの絵本だということです。

なにせ私が一人で勝手にお題を選んでいるので、時には、あなたの嫌いな絵本がお題になることもあるでしょう。
それでも、例えば映画でもB級ならB級ならではの味わいを愛でるファンがいるように、絵本だって、ある人にとっては駄作でも、他の誰かにとっては愛すべき大切な作品であるはずと私は考えます。
あなたが嫌いだ、駄作だと思う絵本に価値を見出した人の言葉に触れることで、あなたの価値観もまた少し広がるかも知れません。実際、参加者から「実はあまり好きじゃなかったんだけど、食わず嫌いでした」というメッセージを頂いたことが何度もあります。
大人はどんどん頭が固くなるばっかりですから、きっと良いエクササイズにもなりましょう。


そして、ここからが一番大事なことです。
大人絵本会は絵本の勉強会でも品評会でもありません。
あくまでも大人による大人のための節度を保ったお遊びの場です。
日頃、大人として、親として、教育者や保育者としてそれぞれに頑張っている私たちなのだから、たまにはその責務や道義や建前を忘れて子どものおもちゃで悪ふざけをしたっていいよね?
そんな思いで私はこの会を作り、ほそぼそと続けてきたのです。

大人絵本会発足の詳しい経緯はこちらに記載していますが、一言でいうと「子どもの絵本を大人目線で深読みする楽しさをみんなで共有したかった」というのが、私がこの会を作った最大の理由です。
決して作品や作者を貶したり冒涜したり上から目線で批評しようという意図はなく、あくまでも根底にあるのは作品への愛です。
ええ、そうです。ここは、絵本好きの変な大人がフリースタイルにその愛を語りあうヤバイ場所ですが、なにか?
ぶっちゃけ、その絵本のことが好きでたまらない人にこそ楽しめる場だと思います。

もしお題絵本に価値を感じなかったり、そもそも大嫌いな作品でしたら、わざわざご参加頂くには及びません。まして「好き嫌い」ではなく「良し悪し」を語りたい場合は、それに相応しい場が他にあると思うので、そちらで思う存分吠えてみてはいかがでしょうか。
申し訳ありませんが、私はお題作品が絵本として正しいか否かを協議したり、編集者ばりにその完成度を検証することに、まっっっっっったく興味がありません。
せっかく誰もが気楽に楽しめる場を提供しているのだから、ただただ私は楽しくやりたいだけです。酒場でバカいいながらワイワイ呑んでいるところへ乱入して、飲んでる酒の質や酒造メーカーの怠慢を問い質すような無粋な真似はどうかご勘弁を。

そもそも、ここで採り上げた絵本がどんなに面白かったからといって、何も考えずに子どもに手渡したり読み聞かせたりするような人は、当会参加者にはいないと私は信じています。お酒が美味しいからって幼い子どもにも飲ませようとするようなお馬鹿さんはいませんよね。当然です。
私が言うのもなんですが、どういうわけかこの会に出入りする人々の人間力と大人度は相当なものです。密かに誇りに思っています。だからそんな啓蒙活動なんて、元から不要なのです。

でも、念のため改めてお願いします。初参加の方にも。
どうか、世知辛い世の中の現実に汚れちまった大人ならではの愉しみと、まだ半ば夢の中にいる子どもたちの楽しみを混同しないで下さい。
同じ絵本であっても、見るところ見えるものが違うのです。誰しも、子どもの頃に好きだった絵本を大人になってから読み返して、新しい発見をしたり、全く違う感想を抱くことがありますよね。
絵本は幅広い年代で楽しめるからこそ、時を越えて奥深い楽しみを提供してくれる素晴らしいメディアなのです。だからこそ、子どもは子どもなりに、大人は大人なりに、その時それぞれの感性でその世界を味わえばいいと私は思います。

いやぁ〜、絵本って本当に素晴らしいですね!

親愛なる絵本作家の皆様、大切な作品を想定外な視点で楽しむことをどうかお許しください。失礼があればお詫びします。
でも、ここに集う皆さんの発言は全て、絵本というメディアへの愛あればこそだと私は信じています。

参加者のみなさん、どうか当会の趣旨をご理解ください。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。気長に気楽に。
posted by えほんうるふ at 08:27 | Comment(0) | 大人絵本会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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