2005年05月26日

トラックバック考・追記

前回の「トラックバック考」でのコメント応酬の中で、どうも私はTBの扱いについてもマイノリティであるらしいと分かり、おいおいまた気がつけば異端派かよ、と苦笑した。
 
ブログ論はあまりにも奥が深くそれだけで別ブログが出来てしまいそうなので、もうここで論じるのはやめようと思ったのだが、その後、自分なりにかなり納得のいく結論を得たので一応書き残しておこうと思う。

そもそも私がトラックバックの前提としてリンクを張ることに抵抗を感じていたのは、従来のホームページでは勝手なリンクは御法度でいちいち事前に管理者にリンクの許諾伺いをするのがマナーとされていたのに、HPと同様に個人情報を公開し得るブログではむしろ予めリンクをしないとマナー違反になるという矛盾に納得できずにいたからであった。
ところが前回のエントリーでの議論を経て、私の疑問は「トラックバックにリンクは必要か?」ということから、「そもそもリンクに許可は必要か?」という思いに変わり、web上を探し回ってその答えになるものを見つけた。

リンクに許可は不要です - 情報教育Wiki
マルチメディアと著作権

これにより、承諾なきリンクは不可とする従来の考え方のほうがWeb概念にそぐわないという見解に納得し、少なくとも今後ブログに関しては遠慮無く勝手にリンクを張らせていただこうと思いを新たにしたのである。
とはいえ、礼儀を重んじる真面目な日本人人格が抜けない私は、ブログ以外のサイトについては当面はこれまでと同様にメールや掲示板で管理者に承諾を請うつもりである。ちなみに今現在オトナノトモからリンクされているHPは、(ブログサイトとリンクフリーを明示しているHPを除き)超有名サイトから個人サイトまで、基本的に全て管理者の承諾を得た上でリンクしている。


それにしても、みんなどうしてそんなに「自分を」リンクしてほしいのか。
アクセス数アップやSEOに全く興味のない私は、

・TBしておきながら、こっちにはリンクしていないなんてずるい!
・TBしてもらってもこっちに利益はないんだからお礼は不要!
・リンクしたサイトに行ってみたら相互リンクになってなくてショック!

・・てな意見を目にする度に、「了見が狭いのぉ〜」と思ってしまう。
そんな私も「何でもかんでも総ブログ化計画」で紹介されていた「爆笑版・こんなトラックバックは嫌!」には大いに共感した。というか大いにウケた(笑)

私自身は、どんなTBでもそれが自分と自分の読者にとって有益ならば素直にありがたいと思う。例えば、自分の書評エントリーに同じ絵本について全く視点の異なる面白い書評をTBしてもらったりすると、(こちらへのリンクがあろうとなかろうと)嬉しくてつい心からお礼を言いたくなる。
逆に、こちらからTBを送る先というのはかなり厳選されている。私はよく、絵本エントリーを更新した後に検索サイトで同じ絵本の書評を探すのだが、例えキーワードは一致しても、内容に何らかの感銘を受けなければ決してTBは送らない。相手の感性に共感なり感動なりして、この人に是非とも私の記事を読んで頂きたい!と思った相手にしか、わざわざ自分のエントリーを紹介したくないのである。

待てよ、よく考えたら了見が狭いのは私の方だ。(汗)
図らずも、その証拠を雨降り木曜日のkmyさんとのやりとりの中で露呈してしまった。

ま、この先も私は私だけが食べたいコダワリのラーメンを作り続けるのだろう。では、本業に戻るぞよ。
 
posted by えほんうるふ at 02:37 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日々のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックって難しいですよね。特に、書評系ブログのトラックバックの在り方というのは、わたし自身、いまだにしっくりいく方法にたどりついておらず、右往左往しながらやっているところです。

わたしも結構了見が狭い人間なんですが、えほんうるふさんの記事を読んでいて、やっぱり大切なのは読者視点だな、最近それを少し忘れていたかも、と反省しました。トラックバックにしても何にしても、サイトとして公開する以上は、「読者にとって有益であるか」を基準に考えればいいんですよね。なまじこれまでのwebになかった機能に触れたせいか、どうもその大前提がぶれてしまっていたみたいです。反省。

ブログといってもニュース系から書評系や育児系などいまや内容は幅広いですから、すべてに共通する「トラックバックの使い方の正解」はないのでしょう。でもこんな風にえほんうるふさんのご意見が聞けると、トラックバックを送っていただいたことがとてもうれしくなります。

正解がない以上、こうやって個々のブログが自分なりのトラックバックポリシーを明示してみるというのは、気持ちのよい運営をするために有効なことなのかもしれないと感じた次第です。
Posted by よん at 2005年05月26日 06:37
トラックバックは同じジャンルのつながりとして使う場合(書評など)と、あるブログの意見に対する自分の見解を述べるために利用する場合とで、意識がだいぶ異なるように感じました。
本の書評としてのつながりでトラックバックを辿ると、元記事の言及はほとんどの場合ないですよね。元記事ではなく、元「本」になるようで。
えほんうるふさんが書かれているように、トラックバックを送るということは、その記事を書いた方に相手記事を読んで面白かった、興味を持ったなどの前提があって「こちらの記事をあなたに読んでもらいたい」ために送るというのが一番しっくり来る使い方だと思います。送られてくるトラックバックに対してだけでなく、送る側のポリシーを示しておけば、「この方はどういうつもりでうちにトラックバック送ったの?」と悩むこともなさそうですね。
Posted by kmy at 2005年05月26日 15:23
>よんさん

正直、前回の「トラックバック考」を書いた直後は、ああ、ウヤムヤにしておけばいいものを余計なことに首を突っ込んでしまった・・という思いもあったんですが、よんさんがこのように書いて下さると、私がこのエントリーを起こしたかいがあったというものです。ありがとうございます。


>kmyさん

そうそう、送る側のポリシーの明示ということですよね。私が書いたトラックバック考はまさにそういう内容なんですが、言われてみるとその点を掘り下げたトラックバック論てあんまり見かけないですね。
TB受信の許容度が狭い人は送信元の思惑やポリシーを勝手に「宣伝に違いない」とか決めつけているように見えるし、逆にTBのあり方にコダワリのない人は送信元の思惑もどうでもいいと思っているような。面白いですね。


Posted by えほんうるふ at 2005年05月27日 15:29
こんにちは。
<a href="http://okiraku.ti-da.net/e427733.html#comments" title="お気楽主婦のねっと生活:トラックバックって何?">お気楽主婦のねっと生活:トラックバックって何?</a>へのコメント、ありがとうございます。

いやぁ、大変だった。
こちらの記事と、その前の記事と、それぞれのコメントをみんな一気に読むのにはなかなかパワーが必要でした。

まず、私の記事に関しては、私がどのように利用しているか、ってことを書いたものです。
決して他の使い方を否定しているのではないということをご理解ください。

>それにしても、みんなどうしてそんなに「自分を」リンクしてほしいのか。
これに関しては、私の場合逆ですね。
私がリンクしたいから、その相手にトラックバックすることでリンクのご報告をする、という順です。
トラックバックを利用して相手にリンクの報告をしているのですから、もしそれが相手の意にそぐわない場合にはそのことを連絡していただくことが出来ます。
こんな記事を書いています!と相手(+その読者)にお知らせしたいときには、コメントにひと言残します。
それは、相手のトラックバックへの考え方がいろいろあると思うから。

自分がトラックバックされる側としましては、関連記事からのものならそれなりに楽しませてもらえますので、実はその辺は気にしません。
ただ、どういう意図でトラックバックされたのか、ということは気になりますね。
明らかに、同じテーマに関して書かれているものは、わかりやすいのですが、そうでないものが多すぎるというのも事実ですから。

「トラックバック考」のコメントにあるソラさんかれんさんのご意見はまっとうなものだと思います。
ですから、私としては、トラックバックする先は普通はそう考えているだろうと思ってトラックバックするわけです。
また、トラックバックってどう使うのか、という疑問を持つ方にはそういったことをお答えするようにしています。

もうひとつ、読者の立場でいうと、読んでいる記事がどこかにトラックバックを打っているとしたら、その情報もやはり知りたいなぁ、と思うのです。
同じテーマに関して他に記事があるのなら、その記事の作者が別のそんな記事にトラックバック打っているのなら、私にも教えてよ〜〜!みたいな。

実際のところ、検索で一気にたくさんの記事をピックアップして片っ端からトラックバックしてあると、要するに記事の内容は読んではいないでトラックバックしているということがありますよね。
私はトラックバックされた記事は読みに行きます。
が、そこでがっかりするのは、リンクがはられていないことではなく、自分の記事を読んでトラックバックされたんではないんだということを知ることなんです。

何だかまとまりのない長文になってしまいました。ごめんなさい。
Posted by karensan at 2005年06月13日 16:04
karensanさん、オトナノトモへようこそ。
こういう場合、変に気を遣ってトラックバックを送らないのはかえって不親切だったかも知れませんね。わざわざご足労(?)いただきありがとうございました。

>私がリンクしたいから、その相手にトラックバックすることでリンクのご報告をする、という順です。
>トラックバックを利用して相手にリンクの報告をしているのですから、もしそれが相手の意にそぐわない場合にはそのことを連絡していただくことが出来ます。

私もこのエントリーでのやりとりで勉強させていただき、リンクをしたら必ずトラックバックを送るようにしていますが、なるほど、トラックバック=リンクの事後承諾を得る手段だとも考えることができますね。なんと分かりやすい。目から鱗です。

「トラックバックするなら必ずリンクもすべし」
と言われて首をかしげていた私が、
「リンクをしたら必ずトラックバックすべし」
と言われればそりゃそうだと納得できるのは我ながら不思議です(笑)。
やってることは同じなんですよね・・


>明らかに、同じテーマに関して書かれているものは、わかりやすいのですが、そうでないものが多すぎるというのも事実ですから。

もしかしたら、このへんに感じ方の相違の根っこがあるのかも知れません。何しろ私のブログは来訪者が少ない辺境ですので、各種スパムの標的にすらならないようで、的はずれなコメントやTBを受け取ったことがほとんどないのです。


>読者の立場でいうと、読んでいる記事がどこかにトラックバックを打っているとしたら、その情報もやはり知りたいなぁ、と思うのです。

これは盲点でした。たいへん勉強になりますっ!!改めて、見ず知らずの方に自分と異なる視点に気づかせてもらえるブログでの交流をありがたく思います。
Posted by えほんうるふ at 2005年06月13日 17:08
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