2013年11月04日

なんだかうれしいを重ねて

なんだかうれしいなんだかうれしい
谷川 俊太郎

福音館書店 2002-11-30

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私がこの大人絵本会をスタートしたのは、3年半以上も前になる。
2010年3月25日に開催された、第1回目のお題絵本は「100万回生きたねこ」だった。
あれから月一回ずつ、細々と回を重ね、先日ついに50回目を迎えた。
50回。何をやっても長続きしなかった私にとって、この数字は驚異である。
ましてこの三年半は、日本社会にとっても大きな波にもまれた激動の時代といっていい筈で、
何の制約も囲いもないこの小さな集まりが、その全てを乗り越えて
ここまで続いてきたことに改めて感慨を覚える。

あまり形式ばった事を考えるのは苦手な私でも、
この記念すべき節目の回のお題を考えるにあたってはやはり、
ただ回数を重ねて来られた達成感以上の思い入れがあった。

この活動を今まで支えてくれた参加者の皆様へ感謝の気持ちを伝えたい。
せっかくだから、何か新しいこと、今までやったことがないこともやってみたい。
できれば、大人絵本会はもとより、絵本を全く知らない人でも楽しめる会にしたい。
つまり、お題作品を読んでも読まなくても参加出来ちゃう回にしたい。


そんなことを考えていたら、自然と一冊の絵本が思い浮かんだ。
ずっと前に読んだ事のある、ちょっと変わった絵本。
谷川俊太郎さんの、「なんだかうれしい」だった。
もしや・・と嫌な予感がして調べてみたら、やはり絶版らしい。
でも、もう私の心は決まっていた。

そもそも、ここまで一つのことを続けて来られたのは、私の根性でも意地でもなく、
ただただ、それが楽しかったから、手軽だったから、
なにより、何の技術も専門知識もお金も人脈もない自分が、
誰でもアクセスできるネット上に、ほんの一時、ささやかながら、
誰かと一緒に好きなものについて思う存分語りあい、笑ったり泣いたりできる居場所を
作り出せるということ、そしてそれを楽しみにしてくれる人がいるということ
が、
とにかく、なんだかうれしかったからだ。
なんだかうれしいを続けていたら、気がついたらそれが私の大切な生活の一部となり、
もしやこれが私のライフワーク?とまで思えるようになっていた。
ただそれだけなのだ。

やはり、今回のお題は、これしかない!

そして、いつもこのブログで発表する大人絵本会の告知文は、
この回に限っては、いつもより少し長くなった。
せっかくなので、ほぼ原文のままここに、再掲しておこう。


第50回大人絵本会


日時:10月22日(火)午後10時より約2時間

お題:「なんだかうれしい」

谷川俊太郎+だれかとだれか 作



<注意!第50回大人絵本会は、なんと宿題があります!>

今回のお題「なんだかうれしい」は、残念ながら絶版だそうですが、
幸い多くの図書館で所蔵されているようです。
http://calil.jp/book/4834018814
でも、もし当日までに見られなくても、大丈夫です。
なぜなら、この「なんだかうれしい」という絵本は、
誰もが自分の心の中に作れる作品だからです。

絵本の内容は、見開きごとに写真や絵で表現された「なんだかうれしい」瞬間
そのそれぞれに、谷川俊太郎さんがことばつけているという、
写真集のような画集のような詩集のような楽しいものです。

そして私は思ったのです。

作中に出てくる、子どもならでは(?)の無邪気な「なんだかうれしい」はもちろん素敵だけど、
経験豊かなオトナならではの、バラエティに富んだ「なんだかうれしい」が集まったら、
それはそれで、なんだかすごくたのしいかも!?

そこで、今回の宿題です。

あなただけのとっておきの「なんだかうれしい」瞬間を、どうぞ思い出してみてください。
これは絶対みんなにも共感してもらえるはず!という自信作でも、
これは私にしか分かるまい!というこだわりの視点でも、大歓迎です。
言葉でも、絵でも写真でも、ツイッターで呟ける内容なら表現方法は問いません。
そして上記の開催時間中に、 #なんだかうれしい タグをつけて、じゃんじゃん発表しましょう!

例:ホットケーキがまんまるに焼けた。 #なんだかうれしい

今回に限り、いつもの#ehonbc タグは一緒に付けても付けなくてもいいです。
#ehonbc または #なんだかうれしい 
どちらかのタグが付いていれば、まとめ編集の対象とみなします。
大人絵本会を全く知らない人でも、たまたま誰かの #なんだかうれしい を見かけたら、
なんだか面白そう!って飛び入り参加してくれるかもしれません♪


たくさんのいろんな「なんだかうれしい」を集めて、
「なんだかたのしい」&「みんなでうれしい」夜にしましょう!





さすが、大人絵本会の常連の皆さんは、私が太鼓判を押す上質な変な大人だけあって、
この突然の宿題宣言を面白がって歓迎してくれた。
そして、開催日までの普段の毎日を、いつもよりちょっと視点を変えて
「なんだかうれしいことさがし」を楽しんで過ごしてもらえたらいいな、という
私の思惑通りに捉えてくださった方も少なからずいて、やはりとても嬉しかった。

そして迎えた10月22日の夜。
第50回大人絵本会は、いつもにも増して、素敵な夜になった。
その記録は、ここにある。
http://togetter.com/li/573486
本当にたくさんの人の嬉しい気持ちが詰まった、一生の宝物にしたい記録だ。

どうか、一人でも多くの人に、私のこの思いを共有してもらえますように。
そしてこの回に限らず、今まで開催して来た大人絵本会に一度でも参加してくださった
全ての人に、心からの感謝を伝えたい。
いつも大人絵本会を支持してくださって、本当にありがとうございます!!
なお、当会は今後もこの調子でひたすらマイペースに続けて行く所存です。
主宰の都合と嗜好に思い切り偏った、ゆるゆるな運営もきっと変わらぬことでしょう。
こんな私でよかったら、どうぞこれからも末永く、おつきあいくださいませ。

posted by えほんうるふ at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 嬉しくなる絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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