2006年10月09日

罪深きイノセントガール

あらしのよるに ちいさな絵童話 りとるあらしのよるに ちいさな絵童話 りとる
きむらゆういち / あべ 弘士

講談社 1994-10

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マルラゲットとオオカミマルラゲットとオオカミ
マリイ コルモン Marie Colmont Gerda Muller

パロル舎 2004-02

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学生時代の女友達でアイドル並みに可愛い娘がいた。見た目の可愛さもさることながら、甘え上手であぶなっかしい雰囲気に「ほっとけない!」と寄ってくる男が後を絶たなかった。寄ってこられた彼女(仮にY美としておこう)の方はごく素直に男達の好意を受けるのでタクシー代やら食事代なぞ払ったことがないという。一方私の男友達にも何人か彼女に好意を寄せる者がいて、なんとかY美をおとそうと日々奮闘していたのだった。
さてこういうサンプルが身近にいると、下手な恋愛論を読むよりもよほど分かりやすく男女関係の法則を学べる。面白いことに、男性の多くはあまりにもスキがありすぎる女の子を前にすると征服欲よりも庇護欲が勝るらしく、「それ絶対チャンスでしょ!!」って時にも手が出せないものらしい。
ある日、飲み会で遅くなったY美を私の男友達Nが家まで送っていった。千鳥足の彼女を抱きかかえて部屋に入り、ソファに座らせるともう寝息を立てている。無防備そのものの彼女を前に、Nはほとんど理性を失いかけたが…ふと正気に返ったY美に「あれ、Nくん送ってくれたの?ごめんねぇ〜!でもありがとう…あ、今、お茶入れるね♪」とニッコリと微笑まれ、「ああ、こんな良い娘を一瞬でも襲おうと思った俺のバカバカバカ!!」と深く反省したという。
後日「本当にNくんていい人よね〜♪」と無邪気に語るY美に対し「あんたって残酷…」と思わずつぶやいた私は、彼女が本当に送り狼になるタイプの男には決して甘えないしたたかさな一面を持っていることを知っている(笑)
 
相変わらず枕が長くて申し訳ない。今回の絵本はリクエストにお答えレビュー第2弾「あらしのよるに」である。
リクエストを寄せてくださったぴぐもんさん、ありがとう&お待たせしました!

巷でこれぞ感動作と名高い作品ほどとかく辛口評になりがちなオトナノトモであるが、今回もご多分に漏れず少数派の書評となるので、作品ファンの方には予めお断りしておく(^^;)。
シリーズ全7巻を一読して、最初の設定こそなかなか面白いと思ったが、読み進むうちに前述のY美とNのことを思い出し、「ガブ悲惨だなオイ!」という思いばかりが強烈に印象に残った。禁じられた関係ならではの泥沼もオトナ界の話ならば人生色々ということでそれなりに深い味わいにもなり得るのだろうが、いかんせん明るく平和な童話的世界が背景にあるため、一言で言うと読めば読むほど気持ちが悪い。どれぐらい気持ち悪いかというと渡辺惇一の不倫モノを無理矢理ハッピーエンドにしてコドモ向けの絵本に仕立ててしまったような気持ち悪さである。本来ドロドロにこじれてしかるべきオトナの世界を中途半端に明るく都合良く描いてしまったことでツッコミどころ満載となっているのだ。

ではなぜこれが世間ではこんなにウケているのかというと、ぴぐもんさんの「冬のソナタじゃあるまいし・・・」というスルドイ指摘がまんまその答になっている。運命のいたずら的設定に始まってハラハラドキドキのアクシデントの連続、秘密、葛藤、数々の障害や悪運を乗り越えて辿り着く奇跡のハッピーエンド…大衆受けするエンターテイメントの要素がたっぷり盛り込まれている上、長文読解が苦手な人にもとっつきやすい台詞中心のシンプルな文体&エピソード単位でまとめつつも次回作への興味をそそる連ドラ方式。これが月9ドラマなら高視聴率間違いなしだ(笑)。さすが「童話作家ほどオイシイ商売はナイ」と豪語するミリオンセラー職人の仕事は隙がない!

恋は障害があるほど燃え上がるなんて話もあるが、自分の感情あるいは欲望のままに突っ走れば、自分だけでなく相手も周囲も不幸に陥れてしまう可能性があり、何らかのカタチで結果の責任をとる羽目にもなる。そういった人間の業のダークサイドに敢えて焦点を当てれば、破滅へと突っ走る退廃の美学が成り立ちもするのであろうが、残念ながらこの一連の作品にそんな深みは感じられないし、あったとしても読み手のお子様お母様方に歓迎されるとは思えない(笑)。結局タブーにつきものの道義的責任を無視して強引に感動作に仕立て上げているという印象は否めないのだが、現代人はよほど感動に飢えていると見え、案外そんなことに目くじら立てる人は少ない。
よほどストイックなベジタリアンでも無い限り、食物連鎖上では間違いなく狼に近いはずの人間が何の疑問もなく弱者である山羊に自分を重ねて狼の優しさに涙している不思議。本能に従っているだけで一方的に悪者にされた狼たちが人間たちのご都合主義にへそで茶を沸かすだろう。案の定、大絶賛のレビューが並ぶ大手書評サイトとは対照的に、狼好きが集う某所では辛口評ばかりがズラリ。無論、私えほん「うるふ」がどっちに共感したかは言うまでもない。

築く関係が恋愛であれ友情であれ、タブーを越えた関係にはそれなりの覚悟が必要である。その覚悟とはすなわち「ハッピーエンドで終わらない覚悟」だ。「いずれ来る別れを受け入れる覚悟」と言ってもいい。全ての動物が仲良く暮らすのが常識の絵本の世界で、ことさらそのタブー性を話題の中心に取り上げるならば、たとえ童話であっても、いや、コドモが読み手になりうる童話であるからこそ、自然界の法則を安易にねじまげて語ることに私はとても抵抗を感じる。なぜなら、そんなことが出来てしまえるのは弱肉強食という大自然の掟を無視して食物連鎖の頂点にのし上がっている我々人間だけだからだ。何かをやれる能力があるからと言って、それをやる資格があるとは限らない。ヒトはあくまでも生物界の一構成員であって、神ではないのだ。


最後に、数ある捕食関係のタブーに挑んだ絵本の中には私も気に入っている作品がいくつかあるので紹介しておこう。
「きつねのおきゃくさま」あまんきみこ/二俣英五郎 私的オススメ度★★★★★
小2の娘の教科書音読の宿題を聞いて不覚にも泣いた。まさにえほんうるふの目にも涙(笑)
「おまえうまそうだな」宮西達也 私的オススメ度★★★★★
ベタですが、タイトルが最高。同じシリーズ物でもこうも違うか。
「マルラゲットとオオカミ」コルモン/ミューラー 私的オススメ度★★★★★★★
知名度は低いが超オススメ! 動物好きの子供にこそこういう絵本を読ませたい。絵も大好き。

ちなみにいずれの作品も上記の「覚悟」をきっちり全うしており、「あらしのよるに」シリーズの展開に納得できない我が同志には特にオススメである。ぜひ一読あれ。
posted by えほんうるふ at 15:53 | Comment(48) | TrackBack(0) | 危なっかしい絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えほんうるふさん、おじゃましています♪
立て続けの更新に、ほくほくしながら読ませていただきました。
これまた、バッサリと(笑)
でも、納得です。
『きつねのおきゃくさま』アップする機会を狙っていますが、なかなかです。
『マルラゲットとオオカミ』は未読です。探して読んでみます。
今回も、最大限楽しめました。
ありがとうございました☆
Posted by わかな at 2006年10月09日 18:12
いやあ〜素晴らしい!切り口バッサリ(笑)

 渡辺惇一の不倫モノを無理矢理ハッピーエンドにしてコドモ向けの絵本に仕立ててしまったような気持ち悪さ

 声を出して笑ってしまいました。確かに子どもの読む本だからってハッピーエンドにする必要はないですね。このシリーズも6話で終わっていたほうが無難だったんじゃないですかね。

 おっしゃるとおり自然の摂理は個々人の感情よりも強力ですね。自然の摂理に逆らって生きてもいい結果は得られないような気がします。
Posted by ぴぐもん at 2006年10月09日 20:18
あらしのよるに…は、昨年小学校の観劇会で見て、
あまり心揺さぶられる話ではないな〜と思ったのよね。
「だから何?」みたいな。無理やり美談じゃん。
で、結局原作はまだ読んでません。←これもどうかと…。(汗)

「きつねのおきゃくさま」、私も娘の音読宿題で聞いて涙…。
これって道徳素材になるよね。
早く次の話に移ってくれないと、毎日泣くアヤシイ母。
Posted by かめちゃん at 2006年10月09日 22:55
私も「きつねのおきゃくさま」の・・・はずかしそう
にわらってしんだ・・・っていうところで、じ〜ん
ときてしまった。

「ぼーっとした」っていうのも可愛いよね。(^^)
Posted by MOMO at 2006年10月09日 23:51
こんにちはー
人間社会を反映させたとはいえ、子供たちに見せる映画の世界でも、自然の摂理に反してるものを堂々とストーリーにしているものがありますね。例えば、「シャーク・テイル」、海の中の生物を題材にしたCGアニメです。
あらすじは・・・あるサンゴ礁という小世界。その中のマフィア(サメ)のボスの息子レニーは、どうしても生きてるものを捕獲できないベジタリアン 。一方、鯨の舌磨きの息子で劣等感の塊、努力もせずにセレブになることばかり夢見る雑魚オスカー。ふとしたきっかけから、彼らは協力し嘘をついてオスカーは富と名声を、レニーはサメのマフィアから脱出を成功させますが、最後にはその嘘もばれてオスカーは真実の愛を、レニーはサメのマフィアのドンである父と和解するという映画です。
当然、サメのマフィア全体がベジタリアンになり小魚達と仲良く暮らすというハッピーエンド。
まさに、『自然界の法則を安易にねじまげて語ること』をしている作品で、えほんうるふさんの言う、人間の傲慢さを絵にしたような動物ものです。私もこういった作品の影にある製作者側のご都合主義にはちょっとうんざりすることがあります。だからと言ってCGアニメ自体は嫌いではないのです。「アント」や「ニモ」のように、まだ自然界の摂理の中で苦難を乗り越える物語はいいのですが、作品の質よりもCG技術の再利用と大俳優の声の出演という話題性で、商業ベースに乗せることを先行させる作品があることも否めません。
Posted by J.T. at 2006年10月10日 00:48
えほんうるふさん、こんにちは。
激しく共感しながら読みました。w

ところで、最後にある“捕食関係のタブーに挑んだ”本、ワタシ的には(絵本ではないけど)工藤直子さんの『ねこはしる』が最近のビッグヒットです。たまたま『あらしのよるに』と同時に借りていたのですが、娘たちと3人で「絶対こっち(ねこはしる)!」と深く頷きあったのでした。
Posted by miyaco at 2006年10月10日 11:23
あぁ・・・ストーリーからして読もうとも思いませんでしたが
どうやら正解のようで(笑)ヤギ君はどうも評判がよくないですよね・・。

(「飛べないほたる」が挿絵を変えて話を長くして出たのも
この本がヒットした頃だった気がしますが、装丁からしてもう
可愛いお菓子の様になってしまっていた姿がちょっと悲しかったです。)

何の童話か覚えていませんが(って言うのが多くてすみません(T_T))
鼠と猫が冬篭りをする事になり、なんだかんだで冬の終わり
人の良さそうな鼠は猫にぺろり、以上「お仕舞い♪」
実は4回目の食事は君の予定でした、ごち!という教訓もの
(信じた所で騙される、云々)はきっと、子供に良くないとか言って
市場に受け付けられないんでしょうね。
Posted by きくちか at 2006年10月10日 20:29
>わかなさん

一番乗りでしたね(笑)。
はい、折角なので思い切りバッサリと。
まあ私ごときがバッサリ斬ったところで痛くも痒くもないミリオンセラー様ですから遠慮無く(笑)

「マルラゲット…」は本当にオススメですよ!お涙頂戴ではないけれど、非常に清々しい気持ちになれます。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:06
>ぴぐもんさん

あまりにもツッコミどころが多いのでどこから斬ろうかと思ってたんですが、ぴぐもんさんの記事のおかげで方向性が定まりましたよ(笑)ありがとうございました。

6話で終わっていれば無難だったのに…そうですね、その方がまだ話として品があったかも知れないのに、あえてご都合主義を最後まで貫いたのはある意味立派だと思います。

仰るとおり自然の摂理は人間の都合で曲げることができません。この絵本を読んで感動した子供に「野生の王国」やディスカバリーチャンネルの動物ドキュメンタリーを観せられるか?そーいうのは残酷だからコドモには見せないというオトナがたまにいますがどっちが残酷だよといつも思います。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:12
>かめちゃん

無理やり美談、そうなんです。その無理矢理っぷりが楽しいのでぜひ原作を読んでみてね。

教科書が下巻になったので音読課題も替わっちゃってちょっと淋しい。娘もハマッたらしく毎回キャラクターに合わせて声色も変えて熱演してました。子供の声で読むからまたいいのよね。近々保存用にテープ録音するつもり。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:13
>MOMOさん

そうそう、あの「ぼうっとなった」にやられました。カーッとしたって言ってもいいんだけど、「ぼうっと」なのね。そこがいい!ほっといたら1時間ぐらいぼうっとなっていそうで(笑)。で、お墓に手を合わせる3匹が本当に丸々としてるのがまた泣かせるよね(涙)
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:15
>J.T.さん

J.T.さんらしいコメントをありがとうございます。
私こう見えてもCGアニメ映画大好きなんですよ。ピクサーやドリームワークス社の公開作品はほどんど全部DVD購入してます。ピクサーのディズニー物はさすがに完成度が高くて今のところハズレが無いんですが、ドリームワークスの方は当たり外れが結構ありますね…J.T.さんご指摘の「シャークテイル」は残念ながら私にとっても大ハズレ作品でした。人間の傲慢さを逆に皮肉ったアクの強い「シュレック」シリーズはお気に入りなんですが(笑)
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:17
>miyacoさん

共感していただけて光栄です♪ しかしなんでしょうやっぱりオトナノトモの読者は変わり者が多いんですかね(笑)多分、お叱りや反論コメントが来ないのはこの私に言っても無駄だと思われているのでしょう…

ところでmiyacoさんのオススメとあれば、「ねこはしる」必読ですね!(思わず「ねこひろし」を連想しちゃいましたが(爆))早速探して読んでみます。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:18
>きくちかさん

ストーリーからして…というところが、さすがきくちかさん!

>> (信じた所で騙される、云々)はきっと、子供に良くないとか言って
>> 市場に受け付けられないんでしょうね。

しかしむしろ今の時代そういうことこそ子供に教えといた方が良いという現実もあるわけで…そりゃ親がわざわざ世間の裏側を子に語らずにすめばそれに越したことはありませんが(^^;) 私としても「信じる者はバカを見る」と伝えたいわけではなくて、「信じることは尊いが、バカを見る覚悟はしておけ」ということを伝えたいわけです(笑)
Posted by えほんうるふ at 2006年10月10日 23:21
こんにちは。ご無沙汰しております。
なんとも痛快なエントリ、大いに楽しませていただきました。
木村さんといえば、3姉妹が幼児しかけえほんの「ゆうちゃん」シリーズにはまり、丸暗記させられたなつかしい記憶が。やんごとなきかたのご誕生で、またこのシリーズも脚光をあびることでしょうね。
『マルゲラットとおおかみ』、私も大好きなのですよ〜。名前のところにリンク入れときますね♪
オオカミ弱肉強食絵本でおすすめは、『おおかみくんのホットケーキ』。これも拙文書いてますので、よろしければ「特集*おおかみ*えほん」からポチッとどうぞ。
おおかみ絵本は『やっぱりおおかみ』をはじめとして、こちらのスキやツボをついてくるものが多くて、泣かせます。
そっか〜、だからえほんうるふさんのブログもこんなにツボなのかも、なんて勝手に思ったり♪
ではでは。
Posted by くどうちえこ at 2006年10月12日 11:44
>くどうちえこさん

こんにちは。お久しぶりですね♪
私も木村さんはもともと仕掛け絵本作家という印象があったのですが、今やすっかり「あらしのよるに」の原作者として名を馳せていらっしゃいますね。

マルラゲットの話いいですよね。人間が「優しさ」だと思っていることは、実は自然に逆らう残酷なことかも知れないことを、そっと教えてくれる感じです。

おおかみ特集と聞けば、えほんうるふとしては黙っていられません(^^;) 後ほどゆっくりお邪魔します♪

それにしても、本当におおかみ絵本には味のある物がたくさんあります。私もおおかみ絵本カテゴリー作ろうかしら。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月13日 06:52
こんにちわ
この記事読まずに「おまえうまそうだな」
の話を書いてしまって、ここまでばっさりといってくれちゃうと、ぼくも日和ってしまったなあと、バツが悪くなります。

ところで自然界の摂理の部分でいえば
らいぎょとタナゴの間で展開する
村上康成さんの「ライギョきゅうしょく」
が一番潔かったです、さすが自然界の掟を知っている村上さんらしい落しどころでした。
Posted by 絵本おじさん at 2006年10月13日 14:18
いつもこちらのエントリーで紹介の本は読もうと思うのですが、この本はどうなのかな、なんて思ってしまいました。
朝、テレビでやっているのをちらっと見たことしかないです。そんなに受けている絵本なんだ〜と思いつつ、結局未読のまま。映画化でさらに読む気が失せてしまって……アニメ化したかわいいキャラクターが苦手です。
読んでいないのでなんともいえないですが、機会があれば手にとってみたいとは思いつつ、機会がなかなかありません〜。「マルラゲットとオオカミ」の方は読んでみたいです。
Posted by kmy at 2006年10月13日 15:43
えほんうるふさん、こんにちは!
PCの使いすぎと、日ごろの不摂生がたたりまくってご無沙汰している魔女さんです(^^;)。
魔女さん本の感想、どうもありがとう!!

「食のピラミッド」を「美談」にすりかえてしまう「ココロヤサシキドウワ」には、魔女さんも昔から違和感を感じておりました。人形劇をやっていた頃、そうした脚本もあり・・・自分がその劇に参加しないですんだ時は、内心ホッとしたものです。
(「ライオンキング」だって、ライオンに虫を捕食対象としてすすめ、都合よくハナシをすすめるシーンがありましたね・・・ありゃなんや!)
しかぁし。

『あらしのよるに』をとりまくものをフクザツにしているのは、これを最初から7巻(もしくは6巻)のドラマとしてみるから、ということはありませんか?

芝居や脚色をしていた身としては、「展開」という点をすごく興味深く感じています。

最初の一巻、あれはやっぱりすごい作品だと思う。あの続きを求め、「連ドラ」を望んだのは読者です。少なくとも、最初の段階で。
「捕食関係」を三谷幸喜さんのようなシチュエーションコメディの場にもってきたうえで、さらなるテーマをのぞかせつつ展開していくあたり、素直に快感だす。―少なくとも、作者がハッキリと“長編”を打ち出す前の3巻あたりまでは。
(初めて“他者”が登場するあたり、3巻はターニングポイントだと思うのでありました)

その後は「うーん、“絵本”という表現形式じゃなくてもよくなってきたかも・・・?」「いっそのこと、一冊の童話としてしまったら・・・?」という思いがちらほら胸をよぎりました。

シリーズを通して読んでしまうと、また全然別の印象をうけてしまうあたり、不思議な作品だと思いやす。とくに、理性は「“友情”として読んでもいいし」とわかっているわりに、いつのまにか“恋愛”にかたむいて読んでしまうあたり。
えほんうるふさんが基本的に恋愛を重ねて言葉を進めたあたり、ちょっと意外でやんした。

あー、『あらしのよるに』を人形劇にして、演出した〜い・・・またしてもそんな妄想にとりつかれる魔女さんでした。
Posted by 本棚の魔女 at 2006年10月13日 23:28
>絵本おじさん

日和ってしまったなあなんて言うからおかしくて、早速絵本おじさんのところにお邪魔してきました。いいじゃないですか、「うまそう」。ちなみに同シリーズの「あなたをずっとずっとあいしてる」もすごくいいですよ。本当の親子が噛みついたまま抱き合ってるシーンに私は弱くて、これまた油断してると毎回号泣です。どちらも絵本でしかあり得ないファンタジーの世界ですが、ラストにちゃんとけじめをつけているので文句なし。

「ライギョきゅうしょく」って作品は未読なんですが探して読んでみます。そう言えば最近うちの子たちは「ピンクとパール」シリーズがお気に入りのようです。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月15日 00:21
>kmyさん

1作目は分からないけれど、途中からは映画化を意識して書かれたんじゃないかと思うような展開なんですよ。キャラも立てやすいし、グッズも作れるし、もう広告代理店の陰が見え隠れするような…(^^;)商売上手だなぁって感心します。
なんてことを、つい書いてしまうんですが…

kmyさんとは以前ブログ論について語り合ったことがありましたよね。実はこの記事を書いて、たくさんのコメントを頂いて返事を書いているうちに気が付いたことがあるので、白状します。
それは、ブログでプラスの情報(何故その絵本が好きなのか)ではなくマイナスの情報(何故その絵本が嫌いなのか)を延々と語るのはやはり不毛だな(^^;)ということです。「どーだ、バッサリ斬ってやってやったぜ、へっへっへ」とふんぞり返る悪魔のえほんうるふがの陰で、「そんなに偉そうにお前はいったいナニサマだ…」と天使のえほんうるふが鼻白んでいるのを感じます(^^;)。

ブログやSNSで気の合う仲間が集まると、つい内輪ネタで盛り上がってしまいがちだけれど、実際にはネット上である限り公の場なんですよね。そろそろブログ運営にも慣れて油断していたところにこうして初心に返る(?)きっかけを作ってくれたぴぐもんさんのリクエストに感謝しつつ、今後のオトナノトモはやはり好きな絵本への偏愛独白路線を貫こうと改めて思ったのでした。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月15日 00:22
>本棚の魔女さん

>> 『あらしのよるに』をとりまくものをフクザツにしているのは、
>> これを最初から7巻(もしくは6巻)のドラマとしてみるから、
>> ということはありませんか?

確かに最後の2巻はあまりにもドラマに走っちゃってる感じがしました。読者がそれを求めていたと思えば、作家の仕事としては成功なんでしょうけれど。
1巻で完結していたら?それならば中々面白い作品としてこのブログでも別の紹介の仕方をしたかも。その証拠に、2巻を開いた瞬間に「読むんじゃなかった…」て思いました(^^;)

>> えほんうるふさんが基本的に恋愛を重ねて言葉を進めたあたり、ちょっと意外でやんした。

そうでやんすか?(笑)でも、1巻の内容だけで2巻の冒頭につながるのは無理があるけど、恋愛だったらまだあり得るかな、って思ったんですよ。恋だったらあり得ない破壊力で常識を突破できるけど、友情だけで種のタブーを超えるにはちとプロットが弱い気がして。

魔女さんアレンジの「あらしのよるに」なら観てみたいなぁ…
Posted by えほんうるふ at 2006年10月15日 00:24
またまたおじゃましてます(笑)
 えほんうるふさんはじめいろんな方のコメント読ませていただいて、なんというか面白い。いや皆さん洞察力が凄いなと感心させられました。
 特に本棚の魔女さんのコメントが印象に残りました。
 「あらしのよるに」1冊だけだったらこんな論争にはならなかったでしょうね。確かに連ドラを望んだのは読者のほうだったのかもしれません。それゆえにこんなに一般ウケしちゃったのでしょうね。

 ところで、えほんうるふさんって思いのほかナイーヴだったんですね。私自身嫌いなものは嫌いってはっきり言えちゃう性分なので、(その分人からも嫌われたりするんですが)、あまり気にかけなかったのですが、今度のことで精神的に負担をかけてしまったのなら悪かったかなと反省しています。
 
 どんなものにも正の側面と負の側面があると思います。同じものでも好きと言う人もいれば、嫌いという人もいるのはあたりまえ・・・自然の法則だと思います。だからある人が好きなものをえほんうるふさんが好きになれなくても気にすることではないと思うのですが・・・なにはともあれ自分のやりやすいように続けていってください。
Posted by ぴぐもん at 2006年10月15日 23:08
>ぴぐもんさん

またまたこんにちは。
私も皆さんのコメントを読んでいると本当にブロガー冥利に尽きるというか、私の勝手な深読みに真剣に付き合ってくださり、しかも共感なり別の視点なりを自分の言葉で語れる読者さんに恵まれてとても幸せだと思っています。(密かに「うちの読者はちょっとスゴイ」と誇りに思っています(*^_^*))

ぴぐもんさんの今回のコメントは私のkmyさんへの返コメントを読まれてだと思うのですが…
私のブログを好き好んで読んでくださる人たちですから、私の意見に共感してくださる方が多いのは当然と言えば当然なんですが、その状況が私にとってすごく心地良いからこそ、ここがオープンな空間であることを私自身が忘れちゃいかんなと思ったんですよ。他人様がどうであれ好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと断言することにはやぶさかでないのですが(それどころか、実生活でも悪気無く物事をはっきり言うせいで繊細な人々を傷つけては反省する毎日です(汗))、あくまでも公の場でありながら自分の城であるかのような錯覚をしてしまうブログやHPでは、見た目の賛同者が多いほど管理者が裸の王様になりがちですよね。まして、好きなものについてマニアが自分の偏愛ぶりを語り合ってる分には蓼食う虫も何とやらで苦笑される程度で済むでしょうが、嫌いなものについてアンチ派同士で盛り上がる様というのは見る人によってははっきり不快に感じる下世話な状景なわけで…。私がナイーヴだとすれば、そこで悦に入ってる自分を大っぴらに晒すのはカッコ悪いなという美意識の問題です(^^;)。

そんなわけで、私が嫌いな絵本というのは実はたくさんあるわけですが、今後それらについて語るのはできるだけプライベートな機会に限定したいと思っています。でも、今回の記事で客観的に管理者としての自分を見直すきっかけを作ってくれたぴぐもんさんには、本当に感謝しています。悪かったかなだなんて、そんな心配はなさらないでくださいね。ぴぐもんさんとは機会があればぜひお会いして忌憚なく色々とおしゃべりしたいと思っています(^^)。
Posted by えほんうるふ at 2006年10月16日 23:58
初めまして。「あらしのよるに」は4月にTBSでやってましたね。 私は、絵本とアニメのDVDを借りて家族と観ましたが、全員えほんうるふさんと同じ感想を持ちました。 作者のきむら氏は「この作品に悪者はいません。何故なら、ボク達人間も、動物を殺して食べてるから」と言ってましたが、狼は全体からしてヤクザみたいで話も「ヤギ・ガブ=善 肉食の狼=悪」という感じでした。
確かに、この作品は凄くレビューが良いですよね。受賞作だという事で、私も感動出来ると思いましたが「こういう話を、何の疑問を持たずに"家族全員で観て欲しい"とか"誰でも感動出来る"等と絶賛するのは、やめて欲しい」と感じました。 理由は、えほんうるふさんが、おっしゃった様に「人間も狼と同じく、動物を殺して食べてるのに"ヤギを守る狼が素敵だ"と言う人が多い事に、疑問を感じるから」です。「ヤギが狼に食べられるのが、可哀想で泣ける」というレビューもあり、それにも全く共感出来ないです。 友情をテーマにするなら別な話もあると思うし「狼が食事するのは悪い・残酷」と言ってる話に思いました。不評レビューにも「子供に"いつでも狼は悪者"とは教えたくない」「狼もヤギを食べないと飢え死にするし、人間の一方的な見方で作った様に見える」「狼は外見からして悪者・乱暴な振る舞いなので、肉食=悪って感じ。観ててイライラするし、偽善的だと思う」等とあり、心強く感じましたね。 好評レビューには「純粋な心で観れば、絶対感動出来る」「細かい所に突っ込む人は、心が汚れてる」等と書く人がいるので「バカにするな、金と時間返せ(怒)!」とつくづく思いました。 ぬいぐるみやゲーム等、関連グッズも多くて驚きました。「えいが超ひゃっか」も読みましたが、これは完全に「ガブ以外の狼はヤギを食べるから悪い」と解説してました。小説のラストは「ガブとメイは満月を見ながら、幸せな顔をして死んだ」とあります。
あくまで個人的な意見ですが、これ凄く嫌な作品だと思うんです。 「命の尊さを描いてる」とあるのに、飢えに悩むガブをコミカルに描くシーンがある・ガブが食事をするとメイは「嫌なんです!」と怒る・雪山ではメイが「もう生きられないから、私を食べて」と言うので、メイは嫌な奴だと思いました。 (続きます→)
Posted by ミイホン at 2007年06月16日 15:06
(→続きです)
又、狼達がガブをいじめてましたが、これまた「肉食の狼は悪くて嫌な動物」という感じで、観るに堪えませんでした。 ガブも、何故メイを「命をかけて守りたい」と思うのか分からず「何が、そんなに大切なんだよ!(怒)」と感じます。又、守り方が「肉食の狼との戦い」なので、イライラ&ウンザリしました。
キャラデザインも全く受け入れられず家族全員「ヤギはどう見ても羊だよ。絵本と全然違う」とずっと言ってました。 背景だけは、まるで写真の様で凄く良かったのですが…。
全体的に何が言いたいのか、全く分からない嫌な作品でした。 でも、本当にツッコミ所が多いですよね。 色んなエピソードが、無理やり入れた感じで納得出来ませんでした。 でも、不評レビューの中に「ヤギだって、草の命を頂いて生きているのに、ヤギは狼だけを悪く言うので不快」「狼達が仲間のガブを食い殺すという話の展開が理解不能」「ガブ以外の狼が皆悪者なので"肉食のどこが悪いの?"と思った」というのがあって良かったです。 ただ「この話で感動した人は、もう肉を食べないのかな?」と思ってしまいました。
アニメの脚本も、きむら氏が担当されていて「原作の要点をまとめて短くした」と言ってました。
この作品「狼好きには大好評」「狼が大好きになる話」と聞きましたが、私は全然そうではありませんでした。 雌の狼が、あまり活躍してなくて、不自然な感じでした。何でも、きむら氏が狼が好きで「狼には自分の本能で生きる男性的なイメージがある」という理由からだそうです。
これを観た後に、実際の狼について調べたら「順位が決まっていて、家族・夫婦・親子・仲間の絆が強い」とありました。又、顔つきは気高さや品があるという感じで、ヤクザのイメージは全く無かったです。
「子供に"命の尊さ"を教えるなら、自然そのものを見せるべきでは?」という意見になって、しまいには「狼がモチーフのキャラでも、セレッソ大阪のマスコット"ロビー君"の方がずっと良い」と話してしまいました…。
狼の話ばかりで申し訳ないです。「狼好きが集う所では、この作品に対して、辛口コメントが多い」とあり、凄く気になったので…。 えほんうるふさんは、どんな理由で狼を好きになられたのですか? (私はシートンの「狼王ロボ」と、実際の狼を観て好きになったのです) (まだ続きます→)
Posted by ミイホン at 2007年06月16日 16:07
(→続きです)
やはりこの話はお嫌いなんでしょうか? 長い文でスミマセン。
私も本は好きなので、書店で絵本も読みますが、このシリーズだけは子供にすすめたくないですね。
今も、絵本が置いてある(バラ売りと7千円以上する全巻セット)ので、なかなか頭から離れないのです。
(又、声優の中に「世界・ふしぎ発見!」に出ている方がいたので)
でも、えほんうるふさんが紹介された本、是非読んでみたいです。 私が知ってる狼の絵本は「やっぱりおおかみ」「ぶたのたね」「三びきのコブタのほんとうの話」です。絵も良いので、機会があれば読んでみて下さいね。
初投稿で、こんなに長く書いて、本当にすみませんでした m(_ _)m 。
Posted by ミイホン at 2007年06月16日 16:23
>ミイホンさん

初めまして。ようこそオトナノトモへ。
読み応えのあるコメントをありがとうございました。
ミイホンさんの熱い思い、しかと受け止めましたよ〜!

私もこの絵本の「何が嫌いか」を語らせたら止まらない人間なので、いつも以上に長文になりかねないと思い意識的に「控えめ」にこの記事を書きました。おかげでちょっと欲求不満気味だったりもしたのですが、ミイホンさんが私の吠え足りない気持ちを代弁してくれたようで何だか嬉しかったです。
私は映画の方は見ていないので何とも言えませんが、ミイホンさんのお話を聞く限り、見なくて正解のようですね。

ちょっと驚いたのはこの作品が「狼好きには大好評」と言われているんですか?
私は自他共に認める狼偏愛者ですがこの作品は狼好きにとって屈辱的な作品だと思ってます。きむら氏が狼好きってのもよく分からないし、その理由もさらに意味不明ですね。本能で生きれば男性的なら、本能で生きている雌狼の立場はどうなんでしょう(笑)

私が狼を好きになった理由ですか?
好きに理由はありません。ただ好きなんです。その姿も、習性も、知れば知るほど惹かれます。美しいし、品があるし、凛としていて憧れの存在ですね。
世の中で一般的に狼とは・・と言われるイメージに、自分と近いものを感じるのも確かです。それについては、拙ブログの「やっぱりおおかみ」のレビュー「マイペース異端児で行こう」で詳しく述べていますので、もし興味があれば読んでみてください。
http://pictbook.seesaa.net/article/2955501.html

「ぶたのたね」「三びきのコブタのほんとうの話」も、まだこちらのブログでは取り上げていませんがどちらも私の好きな絵本です。狼絵本にはお気に入りが多いので、いずれ新たにカテゴリーを作ろうと思っています。
そうそう、ミイホンさんには是非「マルラゲットとおおかみ」を読んでいただきたいです。きっと溜飲が下がりますよ。

長くなりましたが、どうぞまたお気軽にお越し下さい。過去ログへのコメントは一言でも超長文でも大歓迎です。
ミイホンさんと私は好みが似ているところがあるようなので、きっと気に入っていただける絵本が見つかると思います。
Posted by えほんうるふ at 2007年06月17日 00:19
えほんうるふさん、こんばんは。今日、デパートの本屋に寄った所、いまだに「あらしのよるに」の絵本が、7巻全部置いてありました。その隣に、小説版(1400円)があり「小説版を読めば"狼は悪者でない"という事が分かる」「泣ける」「心洗われる」と聞いたので、読んでみました。…が、読み終えた感想としては「読まなきゃ良かった」「時間の無駄」でした。しかも「この作品のシリーズを読んだ後は、動物図鑑の狼を見て、気分転換すべきだ」という事になってしまいました。
1番理由としては、やはり「ガブ以外の狼全て(&記憶喪失のガブ)がいかにもヤクザを連想される様な言葉遣いをしていたから」でした。
ガブの思い出話が、書いてあり「両親に"強い狼になって欲しい"と言われた」「ガブが小鳥を助けると"狼らしくない"と言われた」等がありました。
又、ガブがメイに「ギロさんは器が大きい。狩りに失敗しても、1回目は許してくれて、相談する。3回目の失敗で、皆の前で怒る」 「オイラは落ちこぼれだけど、ギロさんは仲間に"ガブは月や星の動きに詳しいから、狩りをする時には彼に聞いた方が良い"と言ってくれる。仲間をちゃんと見てくれる」「ギロさんは、オイラがいじめられた時はかばってくれた」と話すシーンがありました。 ただ、実際にそういったシーンは無かったので「無理やり付けたエピソード」「偽善的な感じ」「唐突過ぎる」と思ったのです。 又、仲間の狼が「綺麗な花があるから、踏まない様に気を付けて歩けよ」と言ってました(アニメ・絵本にもありましたね)が、それもわざとらしかったですね。
本文には「ギロはヤギを憎んでて残酷な食べ方をする」とありました。(ギロは狼族のボスです)

何でも「メイの母が狼達からメイを守る為、メイを逃がし、狼達と戦った。その時にギロの片耳を食いちぎったが、結局狼達に食べられてしまった」というのが理由だとか。
このシーンは、アニメの冒頭にあり「メイの母がかわいそう」「子を想う母の愛を感じる」というレビューが、きむら氏の公式サイトにありました。
私は、このシーン「ヤギを食べる狼は悪」という印象しかありませんでしたが…。
又、森の動物達が「狼がヤギを食べている所なんて見たくない」と話していたり「ガブは狼の癖に優しい」という描写もありました。
(続きます)→
Posted by ミイホン at 2007年06月30日 19:42
→(続きです)
きむら氏は「狼も狩りをして食べなければ、飢え死にしてしまう弱い存在」とありましたが「ヤクザみたいで、ヤギに関しては残酷な食べ方をする」という感じで書かれているので、嘘を言ってる感じでした。 (このアニメの監督は「狼はヤクザに描かないと駄目」とスタッフに言ったとありました)
又、狼の戦いでは、バリーがガブに「テメェは、それだけ弱い狼って事か」と言ってましたが、何か肉食の狼をバカにしているというか「狼は凶暴で、下品」と言っている感じでした。何でも「狼同士は、皆仲間だけど競争相手」という事らしいですが…。 しかも、雌狼は余り登場していなかったので「ヤギは、雄と雌 両方いるのに、何で狼は雌が余りいないの?」とも思いましたね。
又「狐の親が子の為にウサギを捕まえる」というシーンがありました。それをガブとメイが見ていて、メイが「もしかして狼もそうなのかも?」と思うのですが「何で狼でなく狐なの?」という事になって怒りを覚えてしまったんですね…。「こういう事は、、実際の動物達を見て、親子愛とかを感じるべきだ」とも思いましたが。
後、ガブがメイのお尻を見て「おいしそう」と感じるシーンがありましたが、ピンク・レディーの「男は狼なのよ」という歌詞を連想してしまい、気分が悪くなってしまいました。 どうも、狼がヤギを食べる行為を「性欲」として描いてる感じで「食欲と性欲は違うでしょ!」と思いました。 又「マジメに"命の尊さ"書いている作品には見えない」とも感じました。 このシーンを「面白い」 「だから男は狼に例えられるのか」 と感じた方もいたので「狼をバカにしている作品」だとも思います。
挙げていったら、キリがありません。
ただ、はっきり言えるのは「小説版も読めば読む程、気持ち悪くて、スッキリしない」 「何が言いたいのかが、分からない」 「狼は言葉遣いからして"悪者・ヤクザ"を連想させる(少なくとも、子供はそう感じると思う)」という事です。 これらは、あくまで私の意見ですが…。
小説版のレビューに「この作品には、子供達に"狼は悪者"と思わせる部分は全く無い」とありましたが、「全くの嘘だ」と思いましたね。勿論、この小説は買いませんでしたが「何で、今頃になって小説版が出てるの?」という疑問で一杯でしたね。売れ残りかどうか分かりませんが…。
(続きます)→
Posted by ミイホン at 2007年06月30日 20:52
→(続きです)
えほんうるふさんが、紹介してくださった本が無かったのが残念でした。この「あらしのよるに」シリーズは、これ以降も店に置いてある気がします。
小説版を読んでも「狼はカッコイイ」 「前よりも狼が好きになった」というのは、全くありませんでした。逆に「狼をこんな風に描くな(怒)!」の一言でした。
今回も、こんな長文で申し訳ありませんが、もし小説版を読まれる時の参考になれば嬉しいです。
(ただ小説版は買わずに、立ち読みで済ませた方が、1番良いと思います)

それにしても、きむら氏が狼好きというのは、本当に理解不能ですよね。
今度は、きむら氏の「狼好き」について詳しく調べてみようかとも、思います。えほんうるふさんも、気になりますよね、コレ。
追伸:「やっぱりおおかみ」のレビュー読みました。カッコイイ生き方ですね。「一匹狼」という感じですが、このおおかみを見てると勇気付けられます。動物占い、狼ですか。ちなみに、私は狸です。 嬉しい情報ありがとうございました。
※先ほど、同じ内容のコメントが2回送信されてしまったと思います。すみません (>_<) 。
Posted by ミイホン at 2007年06月30日 21:18
えほんうるふさん、こんばんは。 この前(6月30日)のコメント、同じものが2回送信されてしまいました…。そちらの方で、消して頂ければ嬉しいです。後、えほんうるふさんは「あらしのよるに」の小説は読まれましたか? 以前のコメントのお返事を待ってます。 この話題、もうちょっと続くかもしれません。 同じ話題ばかりでゴメンナサイ (>_<)
どうか宜しくお願いします m(_ _)m
Posted by ミイホン at 2007年07月07日 20:32
>ミイホンさん

こんにちは。コメントへのお返事が遅くなってしまい、失礼しました。
こちらからのお返事も長くなりそうだったので書きかけで保留にしておいたらそのままになっていました(^^;)
重複投稿されていた分は削除させていただきました。よくあることなので、気にしないでください。

さてと、どこからいきましょうか?(笑)
「あらしのよるに」シリーズは出版社にしてみればドル箱作品ですから、よほどのことがない限りどこの書店でも手に入る状況が続くでしょうね。小説もしかり。
私は絵本作品で相当うんざりというか呆れ果ててしまったので、とても小説を読む気にはなれませんでしたが、ミイホンさんはお読みになったのですね。ご感想を伺う限り、やっぱり読まなくて正解のようですね(^^;)

きむら氏の狼好きは疑問が残る・・というのは私も感じていたことなので、試しにgoogleで「きむらゆういち 狼好き」で検索してみましたら、トップヒットしたサイトで書かれているレビューは非難囂々でしたよ(^^;)
まあ、世の中にはミイホンさんや私と同じように感じる人が少なからずいるのでしょう。

私がおすすめした「マルラゲットとおおかみ」は小さな出版社から出ているマイナーな絵本なので、置いていない書店がほとんどだと思います。こちらのブログの画像からAmazonで注文することも出来ますが、お近くに図書館がありましたらリクエストに出してみてはいかがでしょうか。
野生動物のあるべき姿をねじまげたりしない、とても素敵な絵本です。

余談ですが、先日上野の国立博物館に行く機会があり、動物の剥製がズラリと並んだ部屋に狼のものもありました。剥製になってもなお美しく気品のあるその姿に思わず足を止めて釘付けになっていると、「お母さんは本当に狼が好きなんだね」と子供に苦笑されました。
ミイホンさんも、本当に狼が好きなんですね。同じ動物を愛する者として、ミイホンさんの真剣なコメントはとても嬉しく思います。
Posted by えほんうるふ at 2007年07月09日 13:15
えほんうるふさん、こんにちは。心強いコメントどうもありがとうございます。ママさんでいらしたのですか。私は未婚の女ですが、えほんうるふさんと好みが同じなのはとても嬉しいです。 昔、私が周りに「狼が好き」と言うと「女が狼を好きなんて、少し変わってる」と言われましたが、最近ではそうでもないです。先日、本屋で学研まんが系の「野生動物」の本を読みましたが、やはり狼は品がある感じで描かれてましたね(武士という感じでした)。 「あらしのよるに」をアニメ化する時、監督がスタッフに「狼はヤクザに描かないとダメ」と言ったと聞きました。しかも、狼のボスのギロの声は「竹内力」というヤクザ役をされてる俳優さんでした。きむら氏は「これこそボクのイメージした狼だ」という感じで喜んだそうです。 ちなみに、ギロは「片目・片耳の狼」です。しかも、眼帯を付けている狼がいて、やはり狼族を「ヤクザ集団」と描いている感じで、全くダメでしたね。全然格好良くもかわいくもありませんでした。 「実際の狼に失礼だよ!」と思ったりもしました…。
以前、古本屋でこの映画の「公式ガイドブック」というのがあり読んでみました。結局買わなかったのですが、やはりえほんうるふさんがおっしゃるように、このシリーズは「ドル箱作品」だと思います。
この本は、ストーリー・キャラの紹介以外に、作画の解説やスタッフインタビューが載ってました。 メインキャラの声優は、ほとんど芸能人なのが特徴です。 それで、名前を見た時点で、キャラのイメージが出来上がってしまいました…。 又、後の方のページに、ぬいぐるみや玩具・文房具等、関連グッズの紹介がありました。しかも、「この原作絵本は多くの方々に読まれている」という説明があり、隣りに、子供・大人達が絵本を持って並んでいる写真があったので、余計「ドル箱作品」だと思ったものです。 又、最後のページに、キャラデザイン担当の方が「メイのお尻は、マリリン・モンローの"モンロー・ウォーク"を意識して描いた」と自筆されてました。 「何、ソレ? (怒)」と思ったのをよく覚えてます。やはり、生きる為にヤギを食べる狼をバカにしてる作品に見えて、頭に来てしまいました…。
(続きます)→
Posted by ミイホン at 2007年07月16日 14:53
→(続きです)
私は、ガブのマスコット(1個630円)を最初に買い、次にガブとメイのマスコット(同じデザインで、ペアで630円)を買ったのですが、段々憎たらしくなって、売ってしまいました。
1番安いマスコットでさえ「買って損した」と今も思ってるので、絵本とDVDはタダで借りれて、本当に良かったと思う今日この頃です。(レンタルでなかったら、即売ろうと思った)。
ちなみに、絵本は図書館・DVDは知人から借りましたが、DVDを貸してくれた方が「きむら氏の講演会に行った時、彼は自作の絵本を沢山紹介してたけど、子供に"こういうのは1冊買えばいいよね"と言って買わなかったの。お金勿体無いし、別の玩具を買う方がずっと良いと思って。子供も納得してくれたから」という理由でDVD以外は買わなかったそうです。
このシリーズを買い集める人が多い事にも驚きますが、いまだにレビューサイトで、ほめ倒している事自体が理解不能でしたね。 不評レビューを書くと「心がすさんでいる」「原作を知らない人でも絶対に感動出来る」等のレビューが入るという感じです。
他の作品よりも強引過ぎると思うし、「好評系の人達が"自分は心が純粋で良い人間""不評系の人達をバカにしている"感じで凄く不快」という印象がありました。 又、好評系には「狼とヤギの関係は人間の戦争にも当てはまる」という感じのものが幾つかあり、それも理解不能でした。 「人間は動物と違って、生きる為だけに生物を殺しているわけではないから、このレビューには共感出来ない」と思ったからです。家族も「狼よりも人間の方がもっと沢山、悪い事しているよね」と言ってました。 又、「"この作品の狼はヤクザに見えるから、肉食の狼は悪者と言ってる感じ"というレビューがあった」と話したら、動物好きでない父が「日本狼は絶滅したんだよ。人間が1番ダメな生物なんだ」と言ってました。
好評系は、内容が似ているものが結構あり、中には「感動する」「泣ける」「子供に見せたい」と言ってるだけのものも、ありました。これまた「ドル箱作品」にも見えましたね。
不評系にも「ここまで、ほめ倒してるのはおかしい」「ここのレビューは関係者が書いている気がする」と書かれているので、「不評系の方が参考になる」とも思いました…。
(続きます)→
Posted by ミイホン at 2007年07月16日 15:44
→(続きです)
この作品は、他よりもほめ倒している印象が強いです。
解説にも「感動作」とあり「国内・海外でも大ヒット」とありました。
他にも、プロの声優版のドラマCD(小説を朗読したものらしい)があるそうですが、小説で充分懲りたので、勿論買いませんでした。こんなCDがある事自体、驚きましたが…。
私が思うに、この作品はどうも「アニメオタク向け」という感じがするんです。 アニメ専門店(?)の様な所で、さっきのドラマCDや「ガブやメイ達を擬人化した同人誌」が売られているみたいですし、同性愛みたいな話だとも聞いたので、私やえほんうるふさんには、全く合わないと思うのです。
「狼のボスのギロは、カッコイイ・素敵」という意見がありましたが、私は、絶対に実際の狼の方が良いと思うのです。見た時の印象が違うというか、実際の狼の方が品があるからだと思うんです。 個人的な意見で申し訳ないですが、あまりにも外観のイメージが違うので、そう思ったのです。私の家族や知人も同じ様な意見でしたが。
きむら氏は「この作品のテーマは"生物は皆同じ"という事だ」みたいな事を言ってましたが、狼だけが悪者のように描かれているし、ライオンや虎等が、登場してないので、これも全くの嘘だと思いました。
色々、突っ込むとキリがありませんが、やはりこれは、えほんうるふさんがおっしゃる通り「狼好き(&実際の狼達)にとって、屈辱的な作品ですよね。
海外でも上映されている(本も出ている)そうですが「こんなのは絶対にヒットして欲しくない」と願ってしまいましたね…。
こんなに嫌な話は、今までに無かったので、なおさらそう思いました…。
世界の料理に、ヤギの肉を使ったものや、ヤギの頭を焼いたものがあるそうなので、外国ではどんな評価が出るのか気になりました。
この作品に関しては「お金を無駄に使った」という印象が強いので、今も悔しくて仕方ないです。
又、ヤギ料理を見ると思い出してしまう作品でもありました…。
狼に限らす、動物をこの様に描く話には、拒否感を持ってしまいました。
えほんうるふさんも、絵本でやめといて良かったですね。全部買い揃えたら、2・3万はかかると思いますから。
(続きます)→
Posted by ミイホン at 2007年07月16日 16:22
→(続きです)
後、この作品の不評系に「"ブンナよ木から下りてこい"の方が名作」というのが幾つかありました。
この「ブンナよ木から下りてこい」は、水上勉さんという方が作られた話で、ブンナという名前のカエルが主役だそうです。私は、読んだ事は無いのですが「こっちの方を観るべきだ」と聞くので是非観たいのです。えほんうるふさんは、この作品を御存知ですか?
もし、御存知なら是非紹介して下さい。
どうか宜しくお願いします。 m(_ _)m

追伸>上野動物園で、狼の剥製を観てこられたのですか。私は観た事がないので、是非とも観たいですね。 ちなみに、私は上野動物園の動物写真集を持ってます。狼もそうですが、他の動物達も皆、品格があってカッコイイと思いました。 (少なくとも、ヤクザのイメージは全く無いです)

子供達(大人もそうですが)には、動物園や自然そのものの動物達と会って、生態や命の尊さを学んで欲しいものです。
Posted by ミイホン at 2007年07月16日 16:41
書き忘れましたが、前よりも長い文になってしまい、すみませんでした。 (>_<)
Posted by ミイホン at 2007年07月16日 16:46
>ミイホンさん

女が狼を好きなのはそんなに変わってるんでしょうかね(^^;)
私は大好きだし、そのせいか私の娘も狼好きです。
でも、狼愛好家って決して少なくないようですよ。巷には私よりもよほどマニアックな狼好きの人々がいらっしゃるようです。

>「メイのお尻は、マリリン・モンローの"モンロー・ウォーク"を意識して描いた」

この話は本当に狼を馬鹿にしているというか、あまりの品の無さ、底の浅さにウンザリしますね。

ただ、きむら氏に関して言えば、彼をアーティストではなくビジネスマンだと思えば、勝ち組(?)になる才覚を持った人としては尊敬に値する人だと思います。
だいたい自ら「ミリオンセラーのつくり方」なんて本を書いて自分の作品が周到なマーケティングに基づいて企画された「商品」であることを明かしてしまうなんて、ある意味とても親切な人で、手っ取り早い成功が求められる現代の風潮には素晴らしくマッチしているわけですよね。マスコミ受けも当然です。

さて、残念ながら「ブンナよ木から下りてこい」は私は未読なので、いずれ取り寄せて読んでみようと思います。情報ありがとうございました。
Posted by えほんうるふ at 2007年07月28日 23:54
こんにちは。前回はコメント内容が飛躍してしまい、大変失礼致しました m(_ _)m

> 女が狼を好きなのはそんなに変わってるんでしょうかね (^^;)

いえいえ、全く変わってないですよ。
犬の祖先は狼なので、犬好きの女の中にも狼好きな方がいると思います。
又、同じ肉食のライオンや虎が好きな女もいる(星座・12支・動物占いにいるから)でしょうから、狼好きな女がいても変ではないと思うのです。 それに狼も動物占いにいますから、狼好きな女は少なくないと思うんです。
後、Jリーグの「セレッソ大阪」のファンの女も多くいますからね(マスコットが狼ですし)。
全然変わってないです。大体、Jリーグのマスコットに狼を使ってるのだから、狼を悪く言う・バカにする事の方が間違ってると思うんです。余談ですが、埼玉県秩父市に「三峰神社」という狼を祀っている神社があるそうです。私は行った事は無いのですが、えほんうるふさんは行かれましたか?

「狼がヤギを食べる事を"性欲"の様に描いてる」「"男は狼"という言葉を連想する作品」という事で、家族と話し合った所、やはり家族の意見も、えほんうるふさんと同様「品が無い」の一言でした。
今月、ピンクレディーの「男は狼なのよ〜」の歌詞を作った、阿久悠氏が亡くなられたので、話題になったのです。私の母は、ピンクレディーの歌をよく知ってるので「"S・O・S"は好きな歌なの?」と聞いた所「別に好きじゃない。"UFO"の方がずっと良い」と言ってました。又「"S・O・S"の歌詞についてどう思う?」と聞いたら「例えがくだらない。あんなのは何の役にも立たないし、本気にしてない」と言いました。
この歌の影響で「狼には雄しかいないんだ」「雌の狼がいる事に驚いた」という人がいたので、話したら「ありえない発想をしてる人がいて呆れる」とも答えてました。
この歌の他にも、恋愛相談の番組でよく「男は狼」という人がいるので「何でこんな言い方するの?」と母に聞いたら「狼は顔が可愛くないから、悪い意味で使われるんじゃない?」と言ってました。
童話の「赤頭巾」は「赤頭巾と狼の関係は性交を表している」とサイトにあったのですが、えほんうるふさんや娘さんは、こういう物(狼が悪役の話)に関しては、どの様な考えを持っていらっしゃるのでしょうか? (続きます→)
Posted by ミイホン at 2007年08月16日 13:06
(→続きです)
又、娘さんや他の狼好きな方にも「あらしのよるに」は不評だったのでしょうか?
私の知人が、これを読んで(観て)くれましたが、やはり全員「肉食の狼を悪者に描いてる感じがする」「アニメのヤギは羊にしか見えない。あれがヤギだなんて信じられない」という意見が出ました。
大体は、私とえほんうるふさんと同じ感想ですが、他にも「これは子供には少し怖すぎるんじゃない?」「作者はベジタリアンなの?」と言ってました。 又、狼の生態が載ってる本を読んでもらったら「狼って赤頭巾の話で、みんなが"悪い動物"と思ってるから、あの話の狼達は気持ち悪い顔をしてるんだね」と言う人もいました。
周りの方は「実際の狼の方が、品のある顔をして好感持てる」と言います。
後で感じた事ですが、この話の狼達は童話の狼よりも、雰囲気が悪く「童話の狼の方が良い顔してるな」と不思議に思いましたね。
又、母は「狼がいなかったら犬は誕生しないから、狼を邪険・バカにする事は間違ってる。そんな事ばかりしてるとバチが当たるよ。とも言ってました。
いずれにせよ「女が狼を好きになるのは変でない」と思う人は、私以外も沢山いるので、ご安心下さい。
きむら氏は、この作品以外にも狼が主役の絵本を書いており「オオカミのひみつ」「オオカミのごちそう」「オオカミのともだち」「おおかみゴンノスケの腹ペコ日記」があります。
私が実際に読んだのは「オオカミのひみつ」で「凶暴な狼にも、たった1つだけ苦手なものがあった」という話ですが、何か狼を笑い者にしてる感じで不快でした。
サイトによると「おおかみゴンノスケ」の本はシリーズ化されており「狼って奴は、いつも兎を狙っている。狼のゴンノスケが大好物の兎を食べようとするが、結局失敗に終わる。だからゴンノスケは、いつもフラフラ&クタクタになる」という話だとか。これは舞台劇(人形劇もある)にもなっており、ゴンノスケ=男 兎=主に女 が担当されてます。(全員大人の方)
この配役で、不謹慎にも私は「ナンパ男をイメージして作ったキャラ」と思ってしまいました。(「男は狼」の言葉を連想した)
子供達は、ゴンノスケが兎にやられるのを「楽しい・面白い」と感じているとか。
きむら氏は「おおかみゴンノスケは、ボクの原点とも言える作品」と言ってました。
(続きます→)
Posted by ミイホン at 2007年08月16日 13:55
(→続きです)
又、彼は「狼と兎の掛け合いが楽しい」とも言ってました。
ガブとゴンノスケは似たタイプの狼なんだそうです。
「オオカミのごちそう」もサイトによれば「狼は、動物を食べようとするが、結局失敗に終わる」という話だとか。
これら2つの話も飢えてる狼を面白がってる感じで、凄く不快でした。
えほんうるふさんは、これらの本は御存知ですか?
きむら氏は狼好きだと言ってますが、彼の作品を読む限り、どうも私とえほんうるふさんの好みとは全く違う気がするんです。
彼の狼好きには今も疑問が残りますが、彼の描く主役の狼はどれも「滑稽・ドジ・間抜け」という印象が強いので、彼は「狼は面白い奴」と思ってるのでしょう。
(あくまでも私の勝手な推測ですが)
ガブは、お涙頂戴キャラに仕立ていると思うんです。
きむら氏の作品のコメントには「狼=男 兎・ヤギ=女 と見て読めば奥深い話になる」というのが多かったので「男は狼」というのが、主なキーワードなんだとも思います。
いずれにせよ、きむら氏の作品は、私とえほんうるふさんにとって屈辱以外の何でも無い様な気がしましたね。
実際、狼が動物を食べるのは「性欲」ではないのに、物語に登場する狼は、大体がイヤらしいイメージで描かれてるので、似た様な描写には毎回ウンザリする今日この頃です。
聞けば「あらしのよるに」はアニメ版も優秀賞を受賞し、皇室(紀子さまのお子さん)にも人気があるのだそうです。
こんな作品が皇室にもウケるのは、個人的には凄く嫌なのですが、不評系で「狼についてはもっと多くの方に真実を知って頂きたい」というのがあったので心強かったですね。

えほんうるふさんが紹介された、きむら氏の「ミリオンセラーのつくり方」の本は読んでませんが、彼が「童話作家ほどオイシイ商売はナイ」と書いた本が、サイトに出てました。
それによると彼は「童話は少しの決まりを守れば誰でも書ける」と言ってるそうです。
彼の作品がどんな過程で企画されたのか全く知りませんが、この言葉には全く共感出来ませんでした。
彼がこんな本を書いた事自体、驚きましたが…。
(続きます→)
Posted by ミイホン at 2007年08月16日 14:45
(→続きです)
※「童話作家ほどオイシイ商売はナイ」の本もえほんうるふさんが紹介して下さいました。ゴメンナサイ (・_・;)

大体「誰でも書ける」と断言してる理由がよく分からないし、話が作れない人もいると思うんです。

私は、高校の時に授業で「"羅生門"の話の続きを書こう」という課題をやったのですが、話の流れやラストをどうするか悩みました。 「こんなのもうやらない! (怒)」と思った位なので、私の様な人もいると思うんです。 (童話ではないですが)

実際、この本は読んでませんが、きむら氏のその言葉は「他の作家に失礼だ」とも思いました。
この本に関しては「きむら氏は"あらしのよるに"を書くべきじゃなかったと思う」「読者に失礼だ」「この言葉を本気にして、後で後悔する人が出ない事を祈る」
というレビューがありました。

えほんうるふさんは、これについてどう思われますか?
返事お待ちしてます。宜しくお願いします。
(今回も長文でスミマセン m(_ _)m )

追伸>さっきのコメントで、2回送信されたのがありました。ゴメンナサイ (>_<)。

そちらの方で整理して頂ければ嬉しいです。宜しくお願いします。
Posted by ミイホン at 2007年08月16日 15:11
こんにちは、またまたミイホンです。頻繁にお邪魔してスミマセン
m(_ _)m
きむら氏の狼好きについて、他にサイトで調べてみた所、こんなものがありました。

-「東宝 邦画作品ラインナップ」より引用-
*きむら氏のコメント* 「あらしのよるに」は人間ドラマを動物に例えたもの。狼は自分の欲望を正直に行行動で表現する。そういった巻分は人間も持っているが、現実の社会の中ではなかなか狼のようには生きられない。自分の欲望に正直になれない狼を主人公に書いてみたら、思い悩む狼になってしまったが、そこがより人間的で気に入っている」
他にも、この作品について色々と書かれてました。このサイトは「狼は自分の欲望を正直に行動で表現する」と文字入力すれば見つかると思います。
えほんうるふさんも「きむら氏の狼好きには疑問が残る」と書かれていたので、私もそれが気になり調べました。
しかし、映画のコメントを読んでも全く共感出来ませんでした。
「狼は自分の欲望を正直に行動で表現する」のコメント自体「ええっ?」と思ったからです。「動物って、みんなそうでしょ? 何で狼に限定するの?」とツッコミたくもなりました。 (結局、きむら氏の狼好きは理解出来ずに終わりました)
後「メイのお尻は"モンロー・ウォーク"を意識して描いた」という事も載ってました。
この作品、映画ではキャッチフレーズが「友達なのに、おいしそう」でやはり好評レビューの多くが、狼がヤギを食べる事を「性欲」として捉えてました。(しかも狼は必ず男として見られてる)
こういう発想ばかりする人が多い事にウンザリしますが、狼ばかりが「性欲(しかも女たらし)」のイメージで言わ(描か)れる事には、怒りを感じてしまいました…。
えほんうるふさんや他の狼好きの方は、これについてどう思われますか?
続けての質問で申し訳ありませんが、返事宜しくお願いします m(u_u)m

追伸>前回の重複送信の削除、どうもありがとうございます。私は携帯でしか、コメントを送れないので、送信の確認が出来ない時があるのです。 それで時々、重複送信になるのだと思います。
Posted by ミイホン at 2007年08月21日 19:32
>ミイホンさん

こんばんは。お返事遅くなりました。

>えほんうるふさんや娘さんは、こういう物(狼が悪役の話)に関しては、どの様な考えを持っていらっしゃるのでしょうか?

いわゆる悪役としての狼が登場する古典は、実際に狼が人間にとって脅威となる野生動物であった地域で発祥したものがほとんどだと思うので、別に不快感も感じませんし、まあ当然かなと思います。ただ、ヒロインと悪役狼の関係を性的に解釈するのは安直すぎるし悪趣味だと思います。

きむら氏の「ミリオンセラーの作り方」は読みました。何故か読んでいるウチにハリー・ポッター2作目に登場するギルデロイ・ロックハート氏が思い浮かばれて仕方が無かったです(^^;)。要するにきむら氏の目標は渡辺惇一なんじゃないかと思います(爆)。
ちなみに、同じく売れっ子絵本作家の五味太郎さんがお書きになった「絵本を作る」と読み比べると面白かったですよ。五味さんはわざわざ「色気が重要」だなんて野暮なことは言わないけれど、とてもセクシーな作家さんだと私は思います。

他の狼好きの方の考えは分かりませんが、私は狼に野生動物らしい色気を感じますし、性的イメージを持たれることに違和感はありません。ですが、きむら氏の考える好ましい狼像と私の考えるそれとはかなりの隔たりがあることがもうはっきりしていますので、私はこれ以上彼の作品を読もうとは思いません。時間がもったいないので。(^^;)

ところで、秩父市の「三峰神社」のことは初耳でした。お稲荷さんのように、狛犬代わりに狼が出迎えてくれるのでしょうか? いつか行ってみたいです。
Posted by えほんうるふ at 2007年08月22日 01:00
えほんうるふさん、こんにちは。
三峰神社は、狛犬の代わりに狼の像が参拝者を迎えてくれるそうです。
(ちなみに、稲荷神社は狐です)

「狼=男 羊=女 に例えられる理由」について調べた所「家畜の羊を襲う狼を"自分を大事な娘をさらう悪い男に例えた"から」とありました。

>私は狼に野生動物らしい色気を感じますし、性的イメージを持たれることに違和感はありません。

「性的イメージ」がどんなものかよく分かりませんが、私は狼に性的なイメージを持った事は全く無いです。
狼に対する私のイメージは「灰・白・茶・青系の色」 「大地、雪、寒帯林」 「寒い所で暮らす動物」です。
狼に限らず、動物に色気を感じる事は全く無いですね。

あくまでも個人的な考えですが、狼に性的なイメージを持つから性的な解釈が生まれるのだと思います。 「男は狼」 「女が狼好きなのは変わってる」と言う人がいるのは、そういう理由からだと思います。
後、きむら氏も狼に性的なイメージを持っている感じなので、彼が書いた本はどれも読みたくないです。ストレスが溜まるし、何よりお金が勿体無いので。

この様な発想自体、私は全く理解・共感出来ないし、かなりの嫌悪感と怒りを覚えるタイプなので、えほんうるふさんとは話が合わないと思うんです。
私が読むのは主に旅行関係の本で、絵本は暇潰しに読む程度です。(ビニールカバーが、かかってない本)
敢えて言うなら絵本はタダで借りれるので、わざわざ買おうとは思いません。 「ぶたのたね」 「やっぱりおおかみ」 「三びきのコブタのほんとうの話」が好きなのは、狼に性的なイメージを感じないからです。
今まで、長いコメントを投稿させて頂きましたが、狼と本に対する私の考えはこういう事ですので、これ以上お話ししてもお互い何のプラスにもならないでしょう。
ご迷惑だったとは思いますが、同じ話題に付き合って下さって、ありがとうございます。
再びコメントする事はありませんが、えほんうるふさんと御家族の方が元気でいられるよう、応援しています。
これで、私の投稿を終了させて頂きます。
本当にありがとうございました。
m(_ _)m
Posted by ミイホン at 2007年09月20日 19:49
えほんうるふさん、こんにちは。
三峰神社は、狛犬の代わりに狼の像が参拝者を迎えてくれるそうです。
(ちなみに、稲荷神社は狐です)

「狼=男 羊=女 に例えられる理由」について調べた所「家畜の羊を襲う狼を"自分を大事な娘をさらう悪い男に例えた"から」とありました。

>私は狼に野生動物らしい色気を感じますし、性的イメージを持たれることに違和感はありません。

「性的イメージ」がどんなものかよく分かりませんが、私は狼に性的なイメージを持った事は全く無いです。
狼に対する私のイメージは「灰・白・茶・青系の色」 「大地、雪、寒帯林」 「寒い所で暮らす動物」です。
狼に限らず、動物に色気を感じる事は全く無いですね。

あくまでも個人的な考えですが、狼に性的なイメージを持つから性的な解釈が生まれるのだと思います。 「男は狼」 「女が狼好きなのは変わってる」と言う人がいるのは、そういう理由からだと思います。
後、きむら氏も狼に性的なイメージを持っている感じなので、彼が書いた本はどれも読みたくないです。ストレスが溜まるし、何よりお金が勿体無いので。

この様な発想自体、私は全く理解・共感出来ないし、かなりの嫌悪感と怒りを覚えるタイプなので、えほんうるふさんとは話が合わないと思うんです。
私が読むのは
Posted by ミイホン at 2007年09月20日 19:50
えほんうるふさん、こんにちは。
三峰神社は、狛犬の代わりに狼の像が参拝者を迎えてくれるそうです。
(ちなみに、稲荷神社は狐です)

「狼=男 羊=女 に例えられる理由」について調べた所「家畜の羊を襲う狼を"自分を大事な娘をさらう悪い男に例えた"から」とありました。

>私は狼に野生動物らしい色気を感じますし、性的イメージを持たれることに違和感はありません。

「性的イメージ」がどんなものかよく分かりませんが、私は狼に性的なイメージを持った事は全く無いです。
狼に対する私のイメージは「灰・白・茶・青系の色」 「大地、雪、寒帯林」 「寒い所で暮らす動物」です。
狼に限らず、動物に色気を感じる事は全く無いですね。

あくまでも個人的な考えですが、狼に性的なイメージを持つから性的な解釈が生まれるのだと思います。 「男は狼」 「女が狼好きなのは変わってる」と言う人がいるのは、そういう理由からだと思います。
後、きむら氏も狼に性的なイメージを持っている感じなので、彼が書いた本はどれも読みたくないです。ストレスが溜まるし、何よりお金が勿体無いので。

この様な発想自体、私は全く理解・共感出来ないし、かなりの嫌悪感と怒りを覚えるタイプなので、えほんうるふさんとは話が合わないと思うんです。
私が読むのは、主に旅行関係の本で絵本は暇潰しに読む程度です。(ビニールカバーが、かかってない本)

敢えて言うなら、絵本はタダで借りれるので、わざわざ買おうとは思いません。 「ぶたのたね」 「やっぱりおおかみ」 「三びきのコブタのほんとうの話」が好きなのは、狼に性的なイメージを感じないからです。

今まで、長いコメントを投稿させて頂きましたが、狼と絵本に対する私の考えはこういう事ですので、これ以上お話ししてもお互い、何のプラスにもならないでしょう。
ご迷惑だったとは思いますが、同じ話題に付き合って下さり、ありがとうございます。

再びコメントする事はありませんが、えほんうるふさんと御家族の方が、元気でいられるよう、応援しています。

これで、私の投稿を終了させて頂きます。

本当にありがとうございました。
m(_ _)m
Posted by ミイホン at 2007年09月20日 19:57
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