![]() | きちょうめんななまけもの ねじめ 正一 詩 村上 康成 絵 教育画劇 2008-05 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今さら言うまでもないが、私は怠惰な人間である。
案の定、気がつけば今年ももう1ヶ月が過ぎようとしている。
ブログでの年始の挨拶すらしそびれてしまった。
ああごめんなさいごめんなさい!
こんな私で良かったら今年も仲良くしてやってくださいな。
決して胸を張って言えるようなことではないが、一応自覚はあるので
毎年年初には今年こそシャキーンと心を入れ替えて真人間になろうと
石原出版社謹製の10年日記にしたためたりしているのである。
が、2冊目となった10年日記の最後の年となった今年、
元旦のページにズラリと並んだ10年分の年頭所感を眺めてみれば、
その内容がほぼ同じ、つまり自分が全く成長していないことが一目瞭然なのだった(爆)
ところが世の中には、フルタイムで働き私よりよほど忙しい生活をしていながら、
主婦業・母業・妻業も完璧にこなす素晴らしいWMたちがたくさんいて、頭が下がる。
彼女たちの辞書に「怠惰」の文字は無さそうだ。
代わりに「リラクゼーション(リラクセーション)」という優雅な単語が見つかるかも知れない。皮肉なことに、リラクゼーションという言葉には、怠惰とは真逆の印象をおぼえる。
たとえばのんびりお風呂に浸かる等、端から見てやってることは同じだとしても、
怠惰の結果としてなし崩し的にそうしているのか、
積極的な「休息」行動としてそうしているのかで、
他人からの印象はもちろん、本人の心と身体への効果効能も全く異なるように思える。
要するに人の健全な生活にはメリハリというものが不可欠で、
緊張感なり達成感なりを伴う適度なストレス下で過ごしてこそ休息の効果が現れるのであって、
リラックマのように年がら年中ダラダラとリラックス状態に漬かっているのは、
ストレスフリーのように見えて実は一番不健康な生活のかも知れない。
そんなことを考えていたら思い出したのが今日の絵本。
怠惰の象徴のように思われている「なまけもの」が、実はとても勤勉かつ几帳面だとしたら?
その意外な発想が何とも楽しく、小気味よいお話だ。
主人公は動物園で暮らす一匹のナマケモノ。
昼間の彼は来園者の期待に律儀に応え、全身で「怠惰」を演じている。
しかしこれはあくまで表の姿。日中のお勤めが終われば楽しくも忙しい夜が待っているのだ!
驚くほど几帳面で真面目な彼の夜は多忙を極め、朝までびっちりスケジュールが詰まっている。
それらの日課を淡々と着実にこなしていく彼の楽しそうなことといったら!
つまり、この主人公のナマケモノにとっては、ダラダラと過ごす日中の姿が「ON」であり、
次々と日課をこなし、心地よい達成感と共に締めくくる夜の姿こそが「OFF」なのだろう。
考えてみれば、「何もせずひたすらダラダラする」というのは結構ハードな仕事である。
ナマケモノだって、こうしてバランスをとらなければ調子が悪くもなろう。
ON/OFFスイッチが切り替わる瞬間の彼の表情の変化が何とも面白い。
働いてばかりいたら、休みたくなる。休んでばかりいたら、働きたくなる。
言い方を変えれば、働かざる者に休息は必要ない、ということではないだろうか?
休みを休みとして満喫したいなら、やっぱり労働をきっちりこなすのが先なのだ。
と、自分に言い聞かせつつ・・・
さてこのブログも、例年通り最低月1回は更新しようと思っていたのだが、
危うくしょっぱなから挫折するところだった。ふーっ。
やはり今年もこの調子で、常に〆切りギリギリに滑り込みで間に合わせるという
必殺一夜漬けサイクルで細々と続けることになりそうだ。
ま、せいぜいマイペースに頑張れやー、自分!
お気に召しましたら・・



【目からウロコが落ちる絵本の過去ログ】
企画は大好きなのにいざはじめるとなるとすぐ挫折。
最近じゃあ企画書(主に片づけ)ばかりがてんこ盛りです。
あ、えほんうるふさんはいっぱい思考してるので脳内が人一倍働き者だと思いますよ!
わざわざこちらへお越し頂きありがとうございます♪
私も企画倒れ得意です!いっぱいあります!!
なんなんでしょう、怠け者なくせに思考に落ち着きがないのかも知れません。
寒い季節は特に行動力が落ちるので、TODOリストの数がなかなか減りません(^^;)