2011年07月31日

プロフェッショナルの世界をのぞく

しごとばしごとば
鈴木 のりたけ

ブロンズ新社 2009-03
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既に親しい人にはお伝えしているとおり、先月から都内の某玩具店で見習い店員をしている。
以前から自宅用・贈答用によく利用していた店で、個人的な趣味の関わりで店長やスタッフとも面識があったこともあって、タイミングがあったところでスムーズに勤務開始となった。
アルバイトとはいえ外へ働きに出るのは久々なので、日常生活のリズムをWMモードにするのに少々手間取っているが、今のところ大きなトラブルもなく家族の応援のもと楽しく働いている。

玩具屋勤務というと何やら楽しくもカオスな職場を想像してしまいがちだが、実際の仕事場は私の想像以上に整然としていて感心したものだ。
私は飲食業や流通業などそこそこバラエティに富んだ職場でのアルバイト経験があるが、表向きの店内は美しく整えられていてもバックヤードは雑然としていて衛生的にもどうかと思うような状態で、とてもではないがお客様に舞台裏は見せられない、という職場が少なくなかった。
その点今の職場は、例えば近所の小学生が突然「憧れのしごとば見学」に来ても余裕で迎えられるぐらい、常に清潔であり仕事道具も整備されている。それは経営者の姿勢の表れということもあるだろうが、玩具店ならではの細かい在庫を管理する以上、普通以上に整理整頓に心を配って管理しなくては忽ち収拾が着かなくなるという、シビアな職場事情も垣間見えるような気がした。

いずれにしろ、職場というものは外から見たイメージと内情が異なるものである。入ってみないと分からないそのギャップを経験するのも興味深いものだが、各業界のプロの仕事人ならではの専門的な仕事道具の数々との出会いもまた、非常に楽しいものである。

鈴木のりたけさんの「しごとば」シリーズは、そんな私にとって正に宝物のような絵本だ。
色々な業界の専門職の人々が登場し、まずはその業務の一部を丁寧に図解してくれる。ふむふむなるほど、あれは具体的にはそういう作業をしているのか、と勉強になる。そして、精緻なタッチで描かれる各業界の仕事人の職場。何より嬉しいのは、その仕事場ならではの主要な専門道具の名前が一つ一つ明示されていて、これはなんだろう?と思う好奇心がきちんと満たされるという痒いところに手が届く丁寧な構成。何度読んでも楽しくて、新しい発見がある。
最初に目にしたときから、職種の選び方といい、それぞれの職人の幅広い業務の中から特に詳しく紹介する一例の選定といい、とても考え尽くされていて素晴らしい絵本だと思った。子供にとっては憧れの職業の実際の仕事内容を具体的にイメージする手助けになるだろうし、大人の私にとっても、例えば実際にその職種の人と知り合った際、相手の職場環境や業務の性質を具体的に想像するのに役立つという、かなり実用的な本でもある。

実はこのエントリーを書くのに「しごとば」を読み返していて、ビックリ仰天したことがひとつ。
私はこの絵本の中で紹介されている職業のモデルとなった方に、先日まさに私の職場でお会いしたばかりだった。(その丁寧な仕事ぶりが伺える、おだやかな雰囲気の素敵な方でした♪)

ところで、私の現在の仕事についてはツイッターでもちょこちょこ発言しているので、ご近所だったり、ちょっと勘が良ければ、私の勤務先がどこなのか分かった人もいるかもしれない。
そんな方は、是非ご来店下さい。何しろ私はペーペーの新人なのでどれほどお役に立てるか分かりませんが、精一杯の誠意をもって対応させていただきます。また、「子供にとって本当に良い玩具とは?」という点に関し、非常にアツイ哲学を持っている店長をはじめ、経験豊富なスタッフがお待ちしております。

なお、私と面識が無いがこれを機会に是非リアルでもお知り合いに・・という勇気のある方は、思い切って声をかけてください。合い言葉は、「鼻毛、出てますよ。」です。ここで相手が動揺するようなら、それは私ではありません。平然と「かたじけない!」と笑顔で答えるオババがいたら、それが私です。全く無関係な人を赤面させてしまう可能性もありますので、あくまでも声かけは自己責任で行ってください。皆様の検討を祈ります。


お気に召しましたら・・
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posted by えほんうるふ at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 実用的な絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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